グアルディオラ監督のチームを「最も多く撃破した6名の監督」…その戦績がすごい

現在マンチェスター・シティを率いているジョゼップ・グアルディオラ監督。これまでバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンで指揮をとり、確固たる哲学をもってクラブを数々のタイトルに導いてきた。

今回は『Planet Football』から「ジョゼップ・グアルディオラ監督を相手に最も多くの勝利を上げた指揮官6名」をご紹介する。

アントニオ・コンテ

これまで率いたクラブ:ユヴェントス、チェルシー、インテル、トッテナムなど

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:4勝3敗

ジョゼップ・グアルディオラ監督のキャリア全体を通じて、彼よりも上位でシーズンを終えた監督は4人しかいない。

2016-17シーズンにマンチェスター・シティを上回ったチェルシーを率いており、イングランド・プレミアリーグを制覇することに成功している。

これまでジョゼップ・グアルディオラ監督のチームと7試合対戦し、そのうち4試合に勝利。しかも勝率は5割を超えている。

ちなみにチェルシー時代にホームで1勝とアウェイで1勝、トッテナムでもホームとアウェイで1勝ずつを記録している。

オレ・グンナー・スールシャール

これまで率いたクラブ:モルデ、カーディフ・シティ、マンチェスター・ユナイテッドなど

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:4勝1分け4敗

マンチェスター・ユナイテッドを率いていたとき、グアルディオラのマンチェスター・シティ相手に様々な策を立てていたスールシャール監督。

特に彼が作っていたカウンター系のスタイルはマンチェスター・シティ相手に効果を表し、グアルディオラ監督を動揺させるのに最適であったとも言える。

当時のマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティでは完成度に大きな差があったが、9試合で4勝1分け4敗と全くの五分に持ち込んでいる。

ちなみにホームでは1勝1分け4敗、敵地ではマンチェスター・シティ相手になんと3試合全勝である。

カルロ・アンチェロッティ

これまで率いたクラブ:ユヴェントス、ミラン、チェルシー、PSG、レアル・マドリー、バイエルン、レアル・マドリーなど

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:4勝2分け6敗

グアルディオラ監督とかなり多く対戦した指揮官の1人だ。ドン・カルロは常にその哲学に対しての策を立て、互いにスリリングな戦いを繰り広げてきた。

昨季はチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティに敗れたが、今季は逆にマンチェスター・シティを撃破。アンチェロッティが恩返しに成功した。

2013-14シーズンにはグアルディオラのバイエルンを相手に2試合合計5-0と圧勝したが、その後エヴァートン時代にマンチェスター・シティを相手に4連敗した。

ということは、あの苦しかったエヴァートン時代を除けばグアルディオラ相手に4勝2分け2敗という成績で、ビッグクラブ同士であれば全く引けをとっていない。

マウリシオ・ポチェッティーノ

これまで率いたクラブ:エスパニョール、サウサンプトン、トッテナム、PSG、チェルシー

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:4勝7分け14敗

マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、リーグ戦でジョゼップ・グアルディオラのチームを上回ったことがありながら、リーグタイトルを取ったことがない唯一の指揮官である。

2016-17シーズンはトッテナムでマンチェスター・シティに8ポイントの差を付けたが、リーグでは2位という結果に終わっている。

グアルディオラ監督のチームと数多く対戦してきた彼は、これまで25試合を戦って4勝7分け14敗。エスパニョール時代に1勝3分け5敗、トッテナムで3勝2分け5敗、PSGでは1勝3敗だった。

ただ今回のチェルシーでの3試合では2勝1敗と勝ち越している。

ジョゼ・モウリーニョ

これまで率いたクラブ:ベンフィカ、ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ローマなど

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:7勝6分け12敗

スペインではレアル・マドリーとバルセロナの指揮官としてダービーマッチを戦ってきたジョゼ・モウリーニョとジョゼップ・グアルディオラ。両監督は激しいライバル意識を顕にし、お互いに罵りあいを続けていた。

ただ、この両監督が率いたエル・クラシコでは2勝3分け5敗とモウリーニョが負け越しており、サンティアゴ・ベルナベウでは一度も勝てなかった。

唯一勝ち越したのは意外にもトッテナム時代で、3試合を戦って2勝1敗。モウリーニョ自身はあまりうまくいかなかったが、グアルディオラ相手では最も勝率が良かった。

ユルゲン・クロップ

これまで率いたクラブ:マインツ、ボルシア・ドルトムント、リヴァプール

グアルディオラ監督のチームとの対戦成績:12勝7分け11敗

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このリストの中で唯一「グアルディオラ監督に勝ち越している」ユルゲン・クロップ。ボルシア・ドルトムント時代にはバイエルンと8回対戦して4勝4敗と互角であった。

そしてリヴァプールへと移ってからも22回もの試合を行い、8勝7分け7敗とイングランドではわずかにグアルディオラを上回ることができている。

サッカーのスタイルに関してもゲームを作ろうとするジョゼップ・グアルディオラと、それを壊そうとするユルゲン・クロップ、対照的なもので名勝負を多く生み出した。

グアルディオラ監督も「バイエルン・ミュンヘンにいたときはドルトムント、マンチェスター・シティではリヴァプール、クロップは人生最高のライバルだった」と認めている。

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