エミネム、ニューアルバム『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ』をリリースへ

エミネムがニューアルバム『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ』を今年の夏にリリースする。25日(木)、故郷のミシガン州デトロイトで開催された2024NFLドラフトで本人が告知した。ドラフト会議のスタートと共に、NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏と登場したエミネム、トレイラー動画の中では偽レポーターがエミネムの別人格、スリム・シェイディの死亡を発表、「彼の複雑で批判にさらされがちな、舌を噛むようなライムを通して、あのブロンドのアンチ・ヒーローのスリム・シェイディは敵には事欠きませんでした」と話していた。

そしてラップ仲間の50セントは「奴は友人なんかじゃない、サイコパスだ」とコメント、同レポーターは「無礼なリリックと物議を醸す悪ふざけが最終的に彼の死に繋がったのかもしれません。スリム・シェイディの殺人に繋がった出来事を再現しましたのでご参加ください」と続けた。

一方エミネム本人はこの動画をインスタグラムにシェア、新作のタイトル及び夏のリリースを明かしている。2020年のアルバム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』に続く新作を告知したエミネム、最近は16年間のしらふを祝っていたところだ。サポートグループから贈られた16年を記念するコインを手に置く写真をキャプションなしでインスタグラムに投稿、ファンや家族、友人からの祝福のメッセージが溢れている。弟のネイサン・マザーズは、「偉大な影響とメンター」、長年エミネムの音楽マネージャーを務めるポール・ローゼンバーグは、「スウィート16。君を本当に誇りに思う」と言葉を残している。長年ドラッグの依存症に悩んでいたエミネムは、2007年に致死に近いオーバードーズを経験し、リハビリ施設に入っていた。

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