韓国、イラン、サウジ、豪州ら列強国がパリ五輪予選で続々敗退。“アジアの勢力図”が刻々と塗り替えられていく【U-23アジア杯】

アジア・サッカー界を牽引してきた列強が次から次へと姿を消した。アジアの勢力図は急加速的に塗り替えられている。

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カタール・ドーハで開催中のパリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップ。上位3チームには本大会行きのチケットが付与されるが、準々決勝を終えた段階で驚きのチームが敗退を余儀なくされている。

イランは1次予選を突破できず、今大会にさえエントリーしていない。オーストラリアはグループステージで3位に沈んで早々と敗退し、ベスト8では韓国とサウジアラビアが苦杯を舐めた。韓国が五輪出場を逃すのは1984年のロサンゼルス大会以来40年ぶりで、連続出場記録はついに「9」でストップ。韓国国内では衝撃的な結末を受けて、チームやサッカー協会に対して痛烈な批判が浴びせられている。

今年1月のアジアカップでも顕著だったのが東南アジア、中央アジア勢の台頭である。今大会ではインドネシアが準々決勝で韓国を破り、イラクに惜敗を喫したものの、ベトナムも堂々の8強入り。ウズベキスタンは前回王者サウジを撃破してさらに名を揚げ、タジキスタンやタイ、マレーシアといった国々もグループステージで健闘した。アジアで中堅・新興と見られていた国々もアンダー世代の育成に注力。地道な強化を続けてきた努力が、ついに結実しようとしているのだ。

準決勝のカードは「日本vsイラク」と「インドネシアvsウズベキスタン」に決まった。アジア主要大会で常に上位を占め、見慣れていた列強が続々と早期敗退を余儀なくされるなか、日本は8大会連続の出場権を獲得できるか。注目の2ゲームは現地4月29日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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