大田原・大雄寺で白いシャガと紅色ボタン咲き競う GW中も参道や本堂前彩る

参道付近に咲くシャガ

 【大田原】黒羽田町の国重要文化財の古刹(こさつ)大雄寺(だいおうじ)で、白いシャガの花が見頃を迎えた。濃淡のある紅色のボタンも花を付け、参拝者を楽しませている。いずれもゴールデンウイーク期間中は持つという。

 寺は、かつての黒羽藩主大関家の菩提寺(ぼだいじ)。シャガは木立の中の参道付近など、ボタンは回廊に囲まれたわらぶきの本堂前を彩っている。倉澤良裕(くらさわりょうゆう)前住職(73)によると、シャガは例年より数日早めに、ボタンは1週間ほど早く咲き始めたという。

 真岡市から友人と訪れた栗原待子(くりはらまちこ)さん(70)は「群生しているシャガがきれい。今はまだ緑色のモミジも好きです。吹き抜ける風が気持ちいいですね」と話した。

境内で花を付けるボタン

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