バスケ「3×3」ワールドツアー宇都宮で開幕 強豪クラブチーム出場、世界一決定へ 国内初パリ五輪予選も

鏡開きなどを行った開幕セレモニー=26日午後6時35分、宇都宮市馬場通り4丁目

 3人制バスケットボール「3x3(スリーエックススリー)」のクラブ世界一を決める、ワールドツアーの開幕戦「宇都宮オープナー2024」が26日、宇都宮市中心部で開幕した。

 国際バスケットボール連盟(FIBA)主催の国際大会で、28日まで二荒山神社前のバンバ市民広場を会場に、地元チーム「UTSUNOMIYA」など日本のほか、世界ランク上位のセルビアや米国、オランダといった10カ国のクラブチームが出場し、熱戦を繰り広げる。

 初日は同広場で開幕セレモニーが開かれ、鏡開きや書道パフォーマンス、ジャズ演奏を披露。選手が意気込みを語り、佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「宇都宮を世界に発信していく」と力を込めた。

 JR宇都宮駅東口の交流広場では、FIBAから市に特注の専用コートが寄贈され、子どもたちが外国人選手と交流した。

 期間中、同交流広場一帯でも小学生や女子の試合があるほか、5月3~5日にはライトキューブ宇都宮でパリ五輪の出場国を決める代表戦の予選大会が国内で初めて開かれる。

 市中心部は「3x3ウイーク」と名付けて大型連休中、多彩なイベントが繰り広げられ、国際大会ムードに包まれる。

書道パフォーマンスなどが行われた開幕セレモニー=26日午後6時15分、宇都宮市馬場通り1丁目

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