「もろにハマった印象」なぜ大岩Jは10人のカタールに苦戦? 城彰二が見解「典型的な展開になってしまった」

元日本代表FWの城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで、U-23日本代表のカタール戦について語った。

大岩ジャパンは4月25日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準々決勝で、開催国のカタールと対戦。延長戦の末、4-2で勝利した。

最後は勝ち切ってみせたが、90分で決着をつけられず、厳しい試合ではあった。41分に相手GKが細谷真大への悪質なファウルで一発レッド。以降は数的優位での戦いだったが、日本は攻めあぐね、一時は逆転を許す展開に。

苦戦を強いられたが、城氏は10人になったチームの利点を、こう説明する。

【動画】城彰二がU-23日本代表のカタール戦を語る
「皆さんはたぶん、『ここから圧倒できるんじゃないか』という思いがあっただろうけど、サッカーあるあるで。1人退場になってしまうと、逆にやることがはっきりする状況になる。だから、1人少なくなって中盤の選手を代えて、ブロックをしっかり2列で引いてカウンターを狙ったり、セットプレーで点を取るというのが、はっきりする。まずは失点しないようにしっかり守る。チャンスと思えば、仕掛けていって得点を狙うという風になる」

そして「もろにカタールにハマったなという印象。日本はボールを保持しているんだけど、なかなかブロックを崩し切れない。攻め切れない。そのなかで相手にセットプレーで、ヘディングシュートで追加点を奪われる。本当に典型的な展開になってしまった」と振り返った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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