滝沢秀明「栗色ヘア黒スーツ」中国営業の裏でTOBE上層部に激震級変化 Number_iの世界進出への土台作りか

Number_i(岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太) (C)ピンズバNEWS

昨年3月に設立された滝沢秀明氏(42)のエンターテインメント会社「TOBE」。平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)のNumber_iを筆頭に絶好調だ。

4月25日には、平野がコスメブランド「Wonjungyo(ウォンジョンヨ)」のヘアケアライン「Wonjungyo Hair」の広告キャラクターに就任したことが発表されたばかり。

この4月に入ってからのNumber_iは、日本時間15日にアメリカ・カリフォルニア州で開催された世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival』(『コーチェラ』)に出演し、念願の世界進出。23日には、グループ全員で出演している「マクドナルド」のCMが放映された。

「Number_iの3人は快進撃を見せていますが、社長の滝沢氏には、TOBEタレントを全員しっかりと売りたい、という理念があるといいます。そのため、最も勢いのあるNumber_iを前面に出して、事務所のタレント全体の注目度をも上げるという戦略のようです。

機も熟しつつあるのでしょう。Number_iが『コーチェラ』でアメリカ進出を果たしてから間もないタイミングで、今度はTOBEの7人組ユニットIMP.が中国進出を果たしました」(女性誌編集者)

4月21日、IMP.は、四川省の省都である成都で行なわれた中国最大級の野外音楽フェス『Chengdu Strawberry Music Festival』に出演。滝沢氏も現地入りしていたのだが、久しぶりにSNSに姿を見せたことで、注目を集めている。

「滝沢氏は2018年末にタレント活動を引退してからは経営者に徹していて、肉声を聞かせることはあれど、顔を出すことはなくなっていました。しかし、滝沢氏は4月23日に中国のSNS『Weibo』(ウェイボー)の受付を訪れている姿を、自身のWeiboアカウントに投稿。久しぶりに姿も見せたんです。後ろ姿なので顔は見えませんが、栗色ヘアにピシッと黒スーツで決めていて、めちゃくちゃカッコいい。体も現役当時と変わらず、引き締まって見えます。

さらに、X(旧ツイッター)や中国のSNS『RED』では現地のファンが撮った滝沢氏やIMP.の写真が多数投稿されています。滝沢氏に直接“滝沢歌舞伎の再演はありますか”と聞いて、彼が“どうだろう?”と返答している動画なども拡散されていますね」(前同)

滝沢氏は、ジャニーズのアイドルとして活躍していたことで中国でも高い人気を誇る。2018年末に滝沢氏は今井翼(42)とのユニット・タッキー&翼を解散して芸能界も引退しているが、このニュースが発表された際は、中国ネットでも話題になった。

また、タッキー&翼の6thシングル『Venus』(2006)は、アジア6都市(日本・ソウル・上海・香港・台北・バンコク)で同時発売し、収録曲も日本語、韓国語、北京語、タイ語の4か国語に対応しているなど、アジアを意識した売り方をしていたこともある。

■TOBEの上層部が入れ替わり

芸能プロ関係者は話す。

「滝沢氏のWeibo更新は、中国ファンを意識したメッセージだと言われていますね。TOBEは創業から1年でいろいろと準備を進めて、今年いよいよ本格的な海外戦略を始めた。Number_i、そしてIMP.と着実に海外進出していて、国際的エンタメ企業として動き出した感もありますよね。そこでトップの滝沢氏自身も中国に飛び、しっかりと営業をすると。

そして、こうした海外進出と関係しているのか――TOBEでは今、会社の上層部が大きく入れ替わり激震が走っているといいます」

TOBEには、広報を担当していた人物・A氏がいたのだが、そのA氏が今春、あっさりと会社を辞めたというのだ。

「広報は芸能プロダクションにとってある意味、社長に匹敵するほど重要な仕事なんです。マスコミ対応、CMクライアント、得意先とのやりとりといった重要な役割を担う、“会社の窓口”ですからね。

A氏は昨年夏頃にTOBEに入社し、今春退職した。つまり1年経たずに辞めたわけです。会社の顔的な人物が入社から1年経たず辞めるというのは、業界的に穏やかなことではないんです」(前同)

会社の顔と言える社員が辞める――これだけでも社内はざわついただろうが、さらに驚きの人事があったという。

「TOBEの副社長、つまり、滝沢氏に次ぐナンバー2の役職に、新たに来たB氏が就任したといいます。

TOBEがNumber_iらを世界へ売り出していくためにも、滝沢氏は歩みを止めることはできない。それを支えてくれる人材として、経験豊富なB氏を副社長に招き入れたようです」(同)

滝沢氏は非常にやり手のアイデアマンだが、敏腕すぎるあまりに、下につくスタッフは彼のスピード感になかなかついていけないところがあるともささやかれている。

「滝沢氏はTikTokを利用して不定期にファンとコミュニケーションを図ったり、今回のようにIMP.のために中国の営業に赴いたり、フットワークも非常に軽いですよね。

そんな滝沢氏はNumber_iだけでなく、所属タレント全員を売り出していきたかった。しかし、広報を務めていたA氏も辞めてしまった。それは、会社の体制が十分ではなかったということでしょう。

それで新たに、副社長にB氏を迎え入れ、会社組織をより整備していくことで、さらに勢いを増していきたいのではないでしょうか」(前同)

弊サイトは、TOBEに会社の人事について問い合わせたが、期日までに回答は得られなかった。

「TOBE それはこの時代に生きる全員が主役である」――このキャッチコピーを有言実行するために、滝沢氏は前進し続けていくのだろう。

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