パリ五輪聖火を引き渡し 式典、開幕まで3カ月

パリ五輪の聖火を引き渡す式典に参加した大会組織委員会のエスタンゲ会長(右端)=26日、アテネ(ロイター=共同)

 【アテネ共同】7月26日に開幕するパリ五輪の聖火を大会組織委員会に引き渡す式典が大会まで3カ月となった26日、アテネのパナシナイコ競技場で行われ、組織委のエスタンゲ会長がギリシャ・オリンピック委員会のカプラロス会長から受け取った。

 聖火は帆船でフランスへ向かい、5月8日にセーリング会場のマルセイユに到着する。同国内の第1走者が2012年ロンドン五輪の競泳男子50メートル自由形金メダルのフローラン・マナドゥとなることを発表したエスタンゲ会長は「万全を期して大会の準備をしている。安心して多くの人に来てほしい」と話した。

 新型コロナウイルスの影響で東京五輪、北京冬季五輪の時の式典は無観客で開催されたが、この日は晴天の下で多くの観客が見守った。約1万人が走るリレーは海外領土を含むフランスの400以上の市町村を巡る。

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