5年前の同僚・山本由伸に「ワクワクするね」 対戦実現で2安打、ナショナルズ選手が活躍断言

ナショナルズ戦で先発登板したドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

ナショナルズ戦に先発登板

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地ナショナルズ戦で今季6度目の先発登板。6回4安打無失点、7奪三振1四球の好投でメジャー2勝目をマークした。チームは2-1で勝利。2019年に日本でチームメイトだったジョーイ・メネセスとの対戦も実現し、メネセスは「彼が活躍することは分かっている」と称賛していた。

初対戦は0-0の初回2死走者なし。山本が3球でカウント1-2と追い込むも、ファウルで粘られてボールも重なりフルカウントに。8球目の97マイル(約156キロ)直球は低めの際どいコースも球審は三振のコール。メネセスは納得できない様子だった。しかし4回第2打席では低めのカーブをメネセスが左翼線へ弾き返して二塁打に。6回の第3打席でも、しぶとく二遊間を抜いて安打にした。

試合前のロッカールームで取材に応じたメネセス。対戦については「ワクワクするね。最高の投手の一人だから」と頬を緩めて心待ちにしていた。山本の強みは「良い変化球を持っている。スプリットにカーブ。それにストレートもいい」と分析。「今はMLBに適応中だと思うけど、彼は良い球を持っているよね」と語った。

自身がバファローズでプレーしたのは5年前。同じく米国へやってきた山本の投球については「見ていて変化は特に感じない」と説明。「でも、選手として、僕も日本に移籍した時は慣れるのに時間がかかった」と自身の経験を明かしたうえで、「彼がMLBで活躍することは分かっている」と迷いなく断言していた。

メネセスはこの日、4打数3安打1打点と、7安打に終わったチームで一人気を吐いた。山本は6日(同7日)のカブス戦以来となる2勝目。直近2登板では計11イニングで7失点と苦しんでいたが、メジャー3度目の0封で、防御率も3.54となった。

THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya

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