「チャグチャグ馬コ」青森の宿に 滝沢の法人がポニー用装束提供

チャグチャグ馬コの装束を手作りする施設利用者。星野リゾート青森屋で馬コの魅力を発信する

 青森県三沢市の星野リゾート青森屋で、宿泊客を出迎える人気者のポニーがチャグチャグ馬コに扮(ふん)することになった。滝沢市で障害者福祉事業を手がける、いわてひだまり農園(鈴木学代表理事)が依頼を受け、装束を手作りした。ゴールデンウイーク(GW)にも着用し、国内外の宿泊客に馬コの魅力を伝える。

 馬コ同好会滝沢支部事務局長を務める鈴木氏(54)によると、県外企業に装束を提供するのは初めて。青森屋で馬を管理する小野寺信之・文化デザインユニットマネジャー(48)から打診があった。

 星野リゾート(長野県)は国内外で高級ホテルなどを手がける。このうち青森屋はポニーによる出迎えや馬車の運行など馬文化に触れられるのが魅力の一つ。青森県南部地方の伝統玩具「八幡馬(やわたうま)」とチャグチャグ馬コのルーツが同じという縁で実現した。

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