【サンフレッチェ広島・満田誠】チームの勝利のために常にゴールを狙う! 受け継いだ「背番号11」にかかる期待

開幕から無敗で上位を走るサンフレッチェ広島。攻守で引っ張るのは全試合スタメン出場を続ける満田誠選手です。今シーズンへの思いを聞きました。

4月20日の札幌戦。サンフレッチェの攻撃陣は相手ゴールに何度も迫り、チャンスを作りました。その中心にいたのが、ここまで9試合すべてに先発出場している満田誠です。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

負けていないのはポジティブにとらえていいと思いますし、現状上位にもいます。でも逆に言えば、引き分けの試合が何試合かあるので、引き分けの試合を勝ちの試合にもっていくのが、今のチームの課題かなと思います。

自分に与えられたポジションで、存分に力を発揮

2024年2月、新スタジアムで迎えた開幕戦。満田は、開幕スタメンとしてピッチに立っていました。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

満員の観客で埋め尽くされているスタジアムを見て、今までやってきた選手たちの歴史や優勝の経験があったからこそ、自分たちはあそこのピッチに立てているんだと、ピッチに立った瞬間改めて感じることはできました。

浦和との開幕戦に中盤のボランチとして出場。ハードなプレスと豊富な運動量で、攻守に躍動し、新スタジアム初勝利に貢献しました。しかし、主力のケガが相次ぎ、5節のガンバ大阪戦から前線の1.5列目となるシャドーストライカーにポジションを移し、体を張ります。どんな場所でも力を発揮できる満田が、ケガ人の穴を埋めています。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

各ポジションで求められる役割は違いますし、攻撃や守備の視野だったり、攻撃と守備のスイッチの役割はポジションで違うので、難しさはありますが試合で与えられたポジションで、自分がやるべきことを頭の中でクリアにして切り替えてやるしかないのかなって感じですね。

視野を広く持ち、チャンスをつかむ!

さらに、高いキック精度を武器にする満田は、セットプレーのキッカーも務めます。そんな満田のキックでチームの窮地を救ったのが、4月13日の福岡戦。失点直後のコーナーキックでした。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

失点してしまって、セットプレーで得点を取ることができれば、チームとして盛り返すことができるのかなと思ったので。

満田の狙いすました軌道に合わせたのは、キャプテンの佐々木翔。敵地でドローに持ち込む同点ゴールをお膳立てしました。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

常に(佐々木)翔くんは競り合い強いし、自分も翔くんを見ながら蹴ってはいるので、そこにボールがいったので良かったのかなって思います。

しかし、自身のゴールはまだペナルティキックの1点のみ。ゴールへ強い思いを見せる満田は、チームのトレーニング後もグラウンドに残り、シュート練習に打ち込んでいました。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

ディフェンスやスペースを意識して空いているところに相手を見て運んでからのシュートを意識してやっていました。攻撃の選手なので、常にゴールは狙っていきたいなと思っているので、少しでもその確率上げるために練習しています。

昨シーズン、クラブのレジェンド、佐藤寿人さんの背番号11を受け継いだ満田。新スタジアムのサポーターを前に、こちらも佐藤さんから受け継いだゴールパフォーマンスを披露する日は、もう間近です。

■サンフレッチェ広島 満田誠選手

もちろんゴールへのこだわり強いと思いますけど、それ以上にサポーターが、広島の背番号11に求めるものは得点だと思うし、チームを試合に勝たせること、ファン・サポーターの期待に応えられるようなプレーを1試合1試合見せていって、それがゴールにつながったらいいのかなって思います。

【広島テレビ「元気丸」2024年4月21日放送】

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