「知らないのはもったいない!」地域の活性化に取り組む高校生が企画 豊平の魅力が詰まった『とよひらいぶ』をプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。澤村優輝アナウンサーが、6月2日に北広島町で開催される、高校生が企画した「とよひらいぶ」についてお伝えします。

広島県山県郡北広島町にある道の駅豊平どんぐり村で、音楽ライブの「とよひらいぶ」が開催されます。コロナ禍のタイミングで1度途切れてしまった音楽イベントの復活と、地域の魅力発信を大きなテーマとしています。

参加アーティストは、東広島市出身で「19」としてデビューし、現在はソロやトリオで活動中の岩瀬敬吾さんや、「ウルフルズ」のギターでデビューし、現在ソロ活動で全国各地を回るウルフルケイスケさんが登場し、舞台を盛り上げてくれます 。

さらに、北広島町の観光大使を務めている月山翔雲さん、カープ選手の登場曲を歌う姉妹デュオの「Mebius」、広島では歌ネタでおなじみの広島よしもとの「メンバー」も登場します。そして、MCは中高生を応援する広島FMの番組「9ジラジ」でメインパーソナリティの大窪シゲキさんが務めます。また、高校生による音楽やダンスのパフォーマンスなど、盛りだくさんなイベントとなっています。

「とよひらいぶ」は、企画の中心を広島県立広島商業高等学校の商業研究部の皆さんが担っています。授業などの学びを地域に生かす探求学習 の一環として「とよひらいぶ」が企画されました。これまでも商業研究部は、地域でのイベント活動や、特産品を使った商品開発など、地域活性化に取り組んでいます。

商業研究部部長の末田倫さんは「普通に暮らしていたらできない経験の連続です。みんなで話し合う機会も多くて、みんなにない視点の一言でチームが動くと嬉しい。」と話していました。商業研究部には現在9人が所属しています。企画立案に営業、広報など「とよひらいぶ」のほとんどの分野で、中心を担っています。実際に、営業のアポイントの電話も部員が行います。

商業研究部と豊平の関わりは、豊平のキャンプ場のオープンを商業研究部が手伝ったことが始まりだそうです。そして2024年で、関わり始めて3年目を迎えました。先輩から後輩に思いは受け継がれ、「とよひらいぶ」はその集大成となります。

1年目は「知名度アップ」として、豊平の皆さんと関わることを大事にしました。人に伝えるためには、まず自分たちが知ることから始めて、地元の人と交流を深めていきました。豊平の魅力を自分たちが深く理解して、産品などを広島市内のイベントで販売するなどしたそうです。2年目は「交流人口アップ」として、広島市の中心部から人を豊平に呼んで、交流するイベントも行いました。3年目の2024年は「コミュニティーの形成」として、深く豊平と関わる人を増やすために、大規模イベント「とよひらいぶ」が企画されました。

部長の末田倫さんは「豊平を知らない人にこそ、とよひらいぶのイベントに来てほしい。ちょっと遠いからと、その魅力を知らないのはもったいない。何回も訪れて、今度は豊平を広める側になってもらいたい。」と話していました。「とよひらいぶ」は、6月2日の日曜日に、どんぐり村のステージで行われ、入場は無料です。会場では、能登半島地震支援の募金コーナーが設置されます。ぜひ、北広島町豊平で行われる「とよひらいぶ」に足を運んでみてください。

《2024年4月19日 広島テレビ「テレビ派」で放送》

© 広島テレビ放送株式会社