「キョウリュウジャー」“ソウジ”塩野瑛久、進化したアクション&変わらぬツンデレっぷり!坂本監督が語る10年前との変化

『キングオージャーVSキョウリュウジャー』で再集結したオリジナルキャスト - (C) 2024 東映ビデオ・バンダイ・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

Vシネクスト『キングオージャーVSキョウリュウジャー』を手がけた坂本浩一監督がインタビューに応じ、同作で立風館ソウジ/キョウリュウグリーンを再演した塩野瑛久の成長ぶりや、新作でのアクションについて語った。

今年10周年を迎えた「獣電戦隊キョウリュウジャー」と、2月に最終回を迎えた「王様戦隊キングオージャー」がクロスオーバーする本作。塩野演じるソウジは、戦国時代から続く必殺剣の家系に生まれたクールな天才剣士で、木刀を使った素面のアクションで視聴者を虜にした。

「キョウリュウジャー」放送当時は18歳だった塩野は、坂本監督にとって“息子”のような癒しの存在だったという。「アッキー(塩野)はめちゃくちゃ可愛くて、撮影現場でも、よく一緒にいてモニターをチェックしたり、息子のように可愛がっていました」

塩野は今や、大河ドラマにも出演するほどの実力派俳優。クールで男らしい役もこなす塩野だが、坂本監督は「『キョウリュウジャー』の現場に帰ってくると、当時の可愛いアッキーに戻るんです。成長した息子に会ったような感覚でした」とソウジのツンデレっぷりは健在なようだ。

「キョウリュウジャー」メンバーの中でも、特に成長を感じたという坂本監督。「アッキーがこの10年間で培ってきた経験が、演技や佇まいからにじみ出ていました。『キングオージャー』にゲスト出演した時も、プリンスの師匠という役どころで、先輩らしさやオーラ、貫禄を感じましたね」

ソウジといえば、木刀を駆使した殺陣が見どころ。アクション映画を数多く経験している塩野だけあって、「アッキーの場合はレベルが当時より上がっている」と坂本監督は舌を巻く。「『キングオージャー』にゲスト出演した時、殺陣に挑戦したアッキーが、複雑な動きを瞬時に覚えて、すぐに披露したんです。そうしたら、『キングオージャー』のキャストが『どうやってやったんですか!』と驚いていました(笑)」

木刀を使いこなせなかった10年前、塩野は撮影中に隙間時間を見つけては、木刀を握ってアクション練習に励んでいたという。「時間があると木刀を振り回して、木刀に慣れ親しむことを継続していました。1年間かけて極めたスキルは体が覚えていて、Vシネクストでも、アクション部の振り付けをすぐにマスターして、本当に感心しました。普段から体も鍛えていて、現役バリバリなので、撮影中もすごく頼もしかったです」と笑顔で語っていた。(編集部・倉本拓弥)

Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』は新宿バルト9ほか期間限定上映中/Blu-ray&DVDは10月9日(水)発売

© 株式会社シネマトゥデイ