中国船が一時領海侵入 尖閣周辺、今年13日目

 27日午前5時15分ごろ、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入し、同午前9時50分過ぎ、領海外側の接続水域に出た。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは3日連続で、今年13日目。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国船は日本船の動きに合わせて航行。領海から出るよう海保の巡視船が要求した。政府関係者によると、日本船は尖閣諸島の環境を調べるため、26日に出港した同県石垣市の調査船。

 接続水域では別の中国船2隻も確認され、うち1隻は機関砲のようなものを搭載。接続水域を含め、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは128日連続となった。

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