「自転車、左をまっすぐ走るようにしたい」聴覚障害の児童たち交通安全学ぶ 京都・舞鶴

警察官や教員に教わりながら安全な横断歩道の渡り方を実践する児童たち(舞鶴市南田辺・府立聾学校舞鶴分校)

 京都府舞鶴市南田辺の府立聾学校舞鶴分校で交通安全教室が開かれ、小学部の児童5人が舞鶴署員から歩行時や自転車乗車時の注意点を学んだ。

 雨天のため教室は体育館で行われた。署員は歩道のない場所では右側を歩くことや横断時の左右確認など道路を歩く際に気を付けるポイントを図で示した。自転車に乗る時にヘルメットをかぶる大切さや、歩行時と異なって左側を通行するルールも伝えた。

 児童たちは、館内に設けられたコースで教わったことを実践。元気よく手を上げて道路を渡ったり、自転車乗車時に遭遇した路上駐車を注意してよけたりしていた。

 2年女児(7)=与謝野町=は「自転車で(車に)ぶつかると危ないので、左をまっすぐ走るようにしたい」と話した。

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