大型連休、お出かけ前にマイカー点検を バッテリーやタイヤ JAF熊本支部が呼びかけ

車のバッテリーを点検するJAF熊本支部の職員=24日、熊本市東区

 日本自動車連盟(JAF)熊本支部は、大型連休中の車のトラブルを防ぐため、遠出をする前にバッテリーやタイヤを点検するよう呼びかけている。

 JAFが昨年4月29日~5月7日の大型連休中に九州管内で受けた車の救援依頼は計7202件(一般道6993件、高速道209件)。このうち熊本は一般道が900件。内訳は多い順にバッテリー上がり268件、タイヤのパンクや破裂など206件、落輪・落ち込み92件など。高速道は26件で、内訳はタイヤのパンクや破裂など5件、事故とバッテリー上がりがともに3件などだった。

 JAF熊本支部の緒方将さん(45)は「一般的に車のバッテリーの寿命は2~3年。破損や劣化がないか外出前に確認を」と注意を促す。タイヤは空気圧、溝の深さ、亀裂が入っていないかの確認が欠かせない。空気圧は見た目では分からないため、月に1度は点検するのが望ましいという。

 JAFのホームページで車の「日常点検チェックシート」を無料ダウンロードできる。緒方さんは「車のトラブルは事前点検で防げることが多い。自分で点検することが難しければ、近くの整備工場などに依頼してほしい」と話している。(遠山和泉)

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