イオン松江、大規模リニューアル! 冷凍食品コーナーは3倍、Z世代人気の化粧品も 6月にはサイゼリア初出店へ

売り場面積や品数を増強した冷凍食品コーナー=松江市東朝日町、イオン松江ショッピングセンター

 5月1日に開業から30年を迎えるイオン松江ショッピングセンター(島根県松江市東朝日町)が26日、食料品や化粧品売り場を中心に大規模に改装し、リニューアルオープンした。共働き世代が多い地域特性に合わせ、冷凍食品のラインアップを充実したほか、若者に人気の化粧品ブランドを導入するなどし集客力を高める。

 鉄筋コンクリート3階建て(店舗面積約4万平方メートル)のうち、約半分を改装。リニューアルに合わせ、食品売り場のパート職員ら計約30人を増員する予定。

 1階の食品売り場には、道の駅本庄(松江市野原町)から仕入れた特産品やフルーツギフトの販売コーナーを開設。鮮魚売り場は、魚介類を店内で加工し弁当や惣菜で提供できるようにした。

 共働き世帯などのニーズに合わせて冷凍食品コーナーは面積を3倍に拡大し、従来の約500品目から約900品目に増やした。化粧品売り場は、1990年代半ば以降に生まれたZ世代に人気の「&be(アンドビー)」と「ウォンジョンヨ」を導入した。

 2階の衣料品売り場は、カジュアル衣料専門店を入れ、3階の住まいの売り場では寝具メーカー「エアウィーヴ」の製品を扱う。

 6月には松江市初出店となるイタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」が1階にオープンする。

 小倉通彰店長は「松江の人口や客の声を改めて見直し、ライフスタイルに合わせた店作りにした。全世代で楽しんでほしい」と話した。

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