高橋和生(花巻北高出)パリ五輪へ 競歩新種目の混合団体

高橋和生

 日本陸連は26日、パリ五輪の競歩代表を発表し、新種目となるリレー形式の混合団体メンバーに、北上市出身の高橋和生(かずき)(27)=東京・ADワークスグループ、奥州・水沢中-花巻北高-早大=を選出した。高橋は初の五輪代表となる。

 高橋は「うれしい気持ちより、実感が湧かないのが正直なところ。これまで積み上げてきたことを信じて、メダル獲得を目指したい」と決意を語った。

 混合団体は42.195キロを男女が交互に2度ずつ歩く。高橋は21日の世界チーム選手権(トルコ・アンタルヤ)で17位。渕瀬真寿美(建装工業)と組み、日本の二つ目の五輪出場枠獲得に貢献した。2月の日本選手権(神戸市)男子20キロは5位で個人での五輪出場はならなかったが、世界チーム選手権の実績などが評価された。

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