リバプールがスロット監督と合意 新チーム編成に注目、遠藤航やサラーの処遇は?

フェイエノールトのスロット監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグの名門リバプールはオランダ1部フェイエノールトと、チームを率いるアルネ・スロット監督(45)が来季指揮官に就任することで合意した。

英「BBC」など各メディアによると、名将ユルゲン・クロップ監督の後任選定を急いでいたリバプールは、引き抜きの違約金としてフェイエノールトに最大942万ポンド(約19億円)を支払うという。また、オランダ代表に出向中のアナリスト、シプケ・フルショフ氏とパフォーマンス部門の責任者ルーベン・ピーテルス氏も指揮官とともに英国へ移る予定だ。

スロット監督の就任が確実となる中、新チーム編成も注目される。英メディア「METORO」は「オランダ人監督の下でリバプールのラインアップはどうなるだろうか」と指摘。その上でオランダ人のマルセル・ファン・デル・クラーン記者は「セクシーなサッカーでフェイエノールトを王者にした。スロットは攻撃的な選手が柔軟に対応できる4―2―3ー1を好む」とし「守備的MFに2人を置き、チャンスをつくり出すためにウインガーに依存する」と分析した。

リバプールでは日本代表MF遠藤航(31)はアンカーのポジションで定位置を確保した格好だが、システムが変われば起用法も変更となる。また、右サイドが主戦場のエジプト代表FWモハメド・サラー(31)ら主力の起用や去就にも大きな影響を与えそうだ。

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