オリオールズの有望株ホリデイがマイナー降格 34打数2安打と苦戦

日本時間4月27日、オリオールズは球界ナンバーワン有望株のジャクソン・ホリデイをマイナーAAA級ノーフォークへ降格させたことを発表した。開幕からマイナーで好成績を残し、満を持してメジャーデビューしたホリデイだったが、ここまで10試合に出場して打率.059(34打数2安打)、18三振、OPS.170とメジャーレベルの投手を相手に大苦戦。今後しばらくのあいだは左腕と対戦する試合が増えるというスケジュール上の都合もあり、オリオールズはホリデイをメジャーのベンチに置いておくのではなく、マイナーで常時出場させることを選択した。

オリオールズのマーク・エライアスGMは「彼がメジャーの投手と対戦し、メジャーのレベルを体感したことはよかったと思う」とコメント。「彼が素晴らしい才能の持ち主であることは変わらない。今後メジャーレベルに素早く適応していくだろう。しかし、現時点ではAAA級で安定した出場機会を得たほうがいいと判断した」と語った。

ブランドン・ハイド監督は「彼は順調にメジャーまで辿り着いた。でもメジャーは厳しい場所だ。メジャーの厳しさはユニフォームを着てメジャーでプレーした人にしかわからないと思う」とコメント。「彼は様々な困難を経験することになるだろう。それがプロ野球選手であるということだ。そして、それらに対処していかなければならない」とメジャーの厳しさに言及した。

現在20歳のホリデイは2022年ドラフト全体1位指名でオリオールズに入団。順調すぎるペースでマイナーの階段を駆け上がったため、マイナー最上位のAAA級ではまだ28試合のプレー経験しかない。最初のメジャー昇格では思うような結果を残せなかったが、それは同僚のグレイソン・ロドリゲスやコルトン・カウザーも同じだった。「否定的なフィードバックを得るためには犠牲が伴う。でも否定的なフィードバックは貴重なんだ」とエライアスGMは最初のメジャー昇格でホリデイが通用しなかったことをネガティブには捉えていないようだ。

最初のメジャー昇格は「失敗」に終わったホリデイ。しかし、16日間のメジャー生活で得た貴重な経験を生かし、次にメジャーの舞台に戻ってきたときには、さらに進化した姿を見せてくれるはずだ。

The post オリオールズの有望株ホリデイがマイナー降格 34打数2安打と苦戦 first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.