都内で全国首長サミット開催 地域社会の課題解決に意見交わす よい仕事おこしフェア実行委員会

国への要望などを発表する木幡市長(左)と坂本町長

 全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしフェア実行委員会」は26日、東京都の都道府県会館で全国首長サミットを開いた。デジタルを活用し、地域社会の課題を解決する方法について意見を交わした。

 取り組み事例の発表などを通じて今後の地域振興につなげてもらおうと企画。昨年5月に初めて開催し、今回で3回目。

 県内からは福島、矢祭、三春の3市町が事例発表した。福島市の木幡浩市長は高齢者が活発にデジタルを活用できるよう、さまざまな取り組みを展開している現状を紹介した。矢祭町の鈴木直人自立総務課長は中学生に情報通信技術のアドバイザーになってもらう活動を説明した。

 三春町の坂本浩之町長は防災や地域コミュニティー、教育・文化など各分野にデジタルを導入している状況を語った。この他、いわき市の安藤靖雄副市長が出席した。

 続いてディスカッションが行われた。デジタル活用の促進に向け、国に求める事項などを発表した。

 実行委員会の事務局を務める城南信用金庫(東京)の川本恭治理事長と、自見英子地方創生担当相があいさつした。お笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘さんが登場し、会場を盛り上げた。

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