「鳥海ブルーライン」全線開通 

鳥海ブルーラインが全線開通し、さっそうと走り抜けた観光客や登山客の車=遊佐町吹浦

 遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ山岳観光道路「鳥海ブルーライン」が26日、冬季閉鎖の解除に伴い、全線開通した。晴天の下、観光客や登山客の車がさっそうと走り抜けた。

 閉鎖していた遊佐町の駒止ゲート前では、午前10時の開門前に県外ナンバーを含めた約30台の車とバイクが並んだ。一番乗りした、さいたま市から来た自営業の男性(50)は「走りやすい山岳道路で気持ちよく運転できるのがいい」と話していた。業者がゲートを開けると、ドライバーたちが車列をつくり走りだした。

 にかほ市の稲倉山荘では、遊佐町と同市の合同で開通式と安全祈願祭が行われた。凍結の恐れがあるため、駒止ゲートから県境までの7.8キロ区間は当面、夜間(午後5時~翌午前8時)通行止めとなる。

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