エンゼルス・レンドンが長期離脱へ 左ハムストリングを部分断裂

日本時間4月27日、左ハムストリングを痛めて故障者リスト入りしているアンソニー・レンドン(エンゼルス)が報道陣の取材に応じ、左ハムストリングを部分断裂しているため、戦列復帰には予想以上に時間がかかる見込みであることを明らかにした。米メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者によると、レンドンは「またしても試合に出ることができなくなってしまったのは非常に悔しいが、回復するまでの期間はチームに帯同するつもりだ」と語ったという。なお、現時点では戦列復帰の具体的な見通しは立ってない。

レンドンが長期離脱するのはこれで4年連続となる。2019年シーズン終了後にFAとなったレンドンは7年2億4500万ドルの大型契約でエンゼルスに加入。移籍1年目こそ60試合制の短縮シーズンで52試合に出場し、打率.286、9本塁打、OPS.915と期待通りの働きを見せたが、翌年からは毎年故障で長期離脱。2021年は58試合、2022年は47試合、そして昨季は43試合と年々出場機会が減少していた。

移籍5年目の今季は開幕から21打数連続ノーヒットという最悪のスタートに。しかし、シーズン初安打を放った打席以降では54打数20安打(打率.370)をマークし、高出塁率でリードオフマンとしての役割をしっかり果たしていた。「今季こそ復活か」と期待を抱かせていただけに、4年連続の長期離脱はチームにとって、ファンにとって、そして本人にとっても大きな痛手となるだろう。

レンドンの離脱後、エンゼルスはミゲル・サノーを三塁のレギュラーとして起用している。ツインズ時代の2019年に自己最多の34本塁打を放つなど、メジャー通算163本塁打の実績を誇るサノーだが、故障により2022年は20試合しか出場できず、昨季は無所属のまま1年を過ごした。今季はエンゼルスとマイナー契約を結び、開幕ロースター入りを果たして2年ぶりのメジャー復帰。ここまで20試合に出場して打率.271、1本塁打、5打点、OPS.735をマークしている。

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