まだ間に合う!GWはお台場で恐竜の化石発掘体験!“ホンモノ”の恐竜の化石は出るのか!?『オダイバ恐竜博覧会2024』に行ってみた!

現在、お台場フジテレビ本社屋で開催中の『オダイバ恐竜博覧会2024』では、『福井県立恐竜博物館』から大迫力の恐竜骨格標本をはじめ、実物大の恐竜ロボットなどが展示され人気を博しています。

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<佐久間みなみアナがナビゲート!世界初公開!15メートル恐竜の実物大ロボットにも会える『オダイバ恐竜博覧会2024』>

盛りだくさんな展示の中でも、めざましmedia編集部が特に気になったのは、“ホンモノ”の恐竜化石発掘を体験できるコーナー。タイの発掘現場から運ばれた石を叩いて化石を発掘するという本格的な体験ができると聞いて、ワクワクが止まらなくなった編集部が行ってみた!

実物大の恐竜ロボットの迫力!日本初公開の骨格標本も!

北陸新幹線の延伸で沸く福井県から“恐竜たち”が東京・台場のフジテレビに大集合!

まずは化石発掘へのはやる気持ちを抑えて、第1会場のフジテレビ1階広場・大型テントへ。会場では「恐竜って何だ??」をテーマに、全身骨格10点と、実物大のティラノサウルスのロボットが大迫力で迎えてくれます。

骨格標本を見て、ロボットの襲い掛かってくるようなリアルな動きと声にまずは驚き、「恐竜ってデカくて怖い!でもかっこいい!」と恐竜に対する気持ちを整え(?)ていきます。

22階の第2会場では、「恐竜研究最前線!」をテーマに、福井県勝山で発見された6種類の新種の恐竜のうち、3種(フクイラプトル、フクイサウルス、フクイベナートル)の全身骨格が勢ぞろい。

名前に「フクイ」と付くところに、「太古の福井県に恐竜が…」と少し恐竜を身近に感じました。会場には随所に恐竜博物館の研究員による説明映像や紹介パネルが展示されているので、お子さんでもわかりやすく学べるようになっています。

2023年に新種として報告された小型の獣脚類ティラノミムス・フクイが東京では初展示となり、フクイベナートルとマイアサウラの生体復元ロボットも展示。特にフクイベナートルは目が合うと食べられてしまいそうなくらいの迫力のある動きをします。

そして、東京湾を臨める第3会場・球体展望室「はちたま」には、日本初展示のスピノサウルスの頭骨復元模型、下あご(実物)といった貴重な展示と、世界初展示となる全長15メートルのスピノサウルスのライフサイズロボットも!

恐竜について学び、化石とはどういうものなのかイメージを膨らませて、いざ化石発掘体験コーナーへ向かいます。

ハンマーを持っていざ化石発掘体験へ! ハンマーを持っていざ化石発掘体験へ!

1階に設置された化石発掘体験コーナーに行き、受付を済ませたら説明映像を見てまずはお勉強タイム。実際の福井県での発掘調査、タイ王国コラートでの発掘調査の映像を見て、発掘体験の注意点についてもレクチャーを受けます。

恐竜博物館はタイ王国珪化木鉱物資源東北調査研究所(タイ王立ナコーン・ラチャシーマ・ラジャバット大学付属)との共同発掘調査を行っており、この体験コーナーで使用する石は実際にその場所から運ばれてきた恐竜時代の地層でできたもの。

「まだ見ぬ化石が眠っているかもしれない」と研究員の方からの説明にドキドキしながら、ゴーグルと軍手、ハンマーとノミを受け取り、好みの石を選んだらいざ発掘スタート!

硬い石にノミが入っていかず四苦八苦していると、研究員の方が割れやすい方向を教えてくれます。割れやすいということは、層になっている場所ということ…つまり化石も層に沿って存在しているので、割れた場所に化石が現れる可能性が高いということ。

結構な力で叩いてもびくともしない石の硬さに心が折れそうになるも(破片が飛び散るのでゴーグルは必須!)やる気を奮い立たせ、層になっていてはがれやすそうな場所を狙いひたすら叩いていきます。

割れるたびに断面に目を凝らし、「これは…!」と思った時は研究員の方に化石かどうかを判別してもらいます。「化石ではなく石が削れた跡ですね~」なんて回答に肩を落としながらも、まだ見ぬ大発見を期待してひたすら石を叩き続けます。

化石発掘の地道さと大変さを実感し始めたころ、断面に色の違う気になる部分を発見。早速、研究員の方に判別をしてもらいます。

するとついに「あ、これは化石ですね」のひと言が!「ほら、ここ分かりますか?2つありますよ」とマジックで囲ってくれたところには、何やら小さな白い部分が。ドキドキしながら、「何の化石ですか?」とたずねると、「コプロライト、糞(ふん)の化石です」と回答が。

「糞ですか…」とやや拍子抜けしつつも、「恐竜の?」と望みをかけて聞いてみると、「何かの虫の糞だと思います、よく出てくる化石のひとつですね」と教えてくれました。

この地層からは、恐竜の骨の他にも恐竜やサメの歯やカメの甲羅、魚のウロコなどの化石が多く発見されるとのこと。

受付に展示された同じ石から発見された化石類を見て、「立派なコプロライトだな…確かにこれに比べたら虫の糞の大きさか」などと少々残念な気持ちになりながらも、実際に化石を発掘したこと、そして研究員の方との化石を通して会話ができたことで大きな充実感が得られました。

ちなみに、このコーナーはあくまでも「化石発掘のお手伝いを体験」するコーナーなので、発掘した化石は貴重な研究材料になるため持って帰ることができません。

化石を持ち帰りたいという人には、1階のフジテレビモールで開催中の「トレジャーハンター」がおすすめ。ハンマーとノミを使って、プレートにあらかじめ埋められた本物の化石や鉱物を自分の手で掘り出し、発掘後に持って帰ることが可能です。
プレートは石のように固くないので、お子さんでも体験が可能(5歳以上から、5歳以下は保護者も一緒に参加)。

そしてなんと、数量限定でトリケラトプスの化石(鑑定書付き)が入ったプレートもあるとのこと。

大人も子どもも恐竜と化石発掘体験が楽しめる『オダイバ恐竜博覧会2024』は5月6日(月・休)まで開催中です。

「体験!“ホンモノ”の恐竜化石発掘」
■料金:チケット1,800円
※オダイバ恐竜博覧会入場券は別途購入必須)
※対象年齢小学生以上
※当日券、前売り券あり。日時指定券、詳細は公式サイト

<開催概要> <開催概要>

イベント名:『オダイバ恐竜博覧会2024-福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!-』

会期:2024年5月6日(月・休)まで
※会期中無休

開催時間:10:00~18:00(最終入場17:30)

会場:フジテレビ本社屋

料金(税込):一般2,200円/中・高校生1,500円/3歳〜小学生1,300円/3歳未満無料

公式サイト:https://www.odaiba-dino2024.jp/

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