ゴールデンウィーク初日のきょう27日(土)は、北日本の広い範囲で晴れている一方で、関東から西は雲が多く、太平洋側で雨の降っている所がある。今年のゴールデンウィークは、九州から北海道にかけては、雨、晴れ、雨、晴れと、天気が変わりやすい見込み。一方、沖縄は、ぐずついた天気が続き、梅雨のはしりとなりそうだ。

■九州から北海道　大きな雨雲が2回通過

　きょう(土)は、安定して晴れるのは北海道や東北北部のみになる見込み。東北南部や関東から西は、午後になると、雨の範囲が次第に狭くなるが、太平洋側を中心ににわか雨に注意が必要になる。
　あす(日)は、天気が回復し、広い範囲で晴れそうだ。日照時間は東京都心で約12時間など今年最長になる可能性がある。ゴールデンウィーク前半では、一番の行楽日和になる見込み。

　ただ、この行楽日和は長続きせず、あさって(月・祝)には、早くも西から天気が崩れそうだ。午前中は九州を中心に、午後は中国地方など雨のエリアが広がり、30日(火)は午前中のうちに北日本まで雨の範囲が広がる見込み。雨の強まる所もあるかもしれない。
　その後5月1日(水)は、太平洋側を中心に雨の残る所があるが、西から天気が回復し、2日(木)から5日(日・祝)にかけては広く晴れる見込み。ただ、ゴールデンウィーク最終日の6日(月・祝)は、再び、西日本、東日本と次第に雨が降る見通しだ。

　天気が変わりやすいため、外のレジャーは計画的に進めたい。また、ゴールデンウィークごろの紫外線は、夏休みの終わりごろと同じくらいにまで強まっている。晴れる日は季節外れの暑さになるため、紫外線対策と熱中症対策を合わせて行いたい。

■沖縄　梅雨のリハーサル　お出かけは傘がおともに

　なお、沖縄は、雨雲の通り道で、くもりや雨の日が続きそうだ。梅雨時のような暖かく湿った空気が流れ込み、激しい雨の降る日もある見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水には十分な注意が必要になる。落雷や竜巻などの激しい突風にも気をつけたい。
　なお、予報は変わる可能性があるため、最新の情報を確認したい。

（気象予報士・丸田絵里子）