シーズン更新が決まらない『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』、“異動”する形で延命?

ヒットメイカーのディック・ウルフが手掛ける米NBCの人気フランチャイズ、『シカゴ』シリーズと『LAW & ORDER』シリーズの中で唯一更新されていない『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』は、プラットフォームを移ることで延命するかもしれない。

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姉妹作品と同じ道に?

NBCは今年3月、『シカゴ・ファイア』『シカゴ P.D.』『シカゴ・メッド』『LAW & ORDER』『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』の5作をまとめて新シーズンへと更新。だが、最も新しいシリーズである『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』は同局のウルフ作品で唯一その歓喜を味わうことができなかった。

それから1ヵ月が経っても更新か打ち切りか決まらない同作だが、米Hollywood Reporterによれば、NBCの動画配信サービスであるPeacockに“異動”する形でもうすぐシーズン5への更新が決まるようだ。『~性犯罪特捜班』でおなじみのキャラクター、エリオット・ステイブラーを主役にする形で2021年にスタートした『~組織犯罪特捜班』。シーズン5が実現した場合、全10話になるという。

これまでの4シーズンで同作を担当したショーランナーは計6人と、現場はやや安定感を欠いているようだが、ファンからの支持は高く、先日米TV Lineが去就がまだ決まっていないドラマの中で最も更新してほしいものは何かというアンケートを行った際には、『NCIS:ハワイ』『CSI:ベガス』『イコライザー』『WALKER/ウォーカー』といったライバルを抑えて『~組織犯罪特捜班』が最多の票を獲得していた。

NBCからPeacockへの異動は過去にもあり、1965年から続くソープオペラ『Days of our Lives(原題)』やコメディドラマ『A.P. Bio(原題)』がプラットフォームを移ることで継続されている。また、『LAW & ORDER』作品では『LAW & ORDER:クリミナル・インテント』が最初の6シーズンをNBCで放送した後、同局の系列であるケーブル局の米USA Networkへ移ってさらに4シーズン続いた。

放送局が変わると、立て続けに同じ局で放送するのと違ってクロスオーバーはしにくくなりそうだが、『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』ファンが待ち望む朗報は届くのだろうか。

『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』シーズン1~2はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Hollywood Reporter、米Deadline

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