ロッテリアと何が違う? 関西初の「ゼッテリア」に行ってみた

ハンバーガーショップ「ロッテリア」の進化系ブランド「ZETTERIA(ゼッテリア)」が、関西1号店として「関西国際空港」(大阪府泉佐野市)内にオープン。ロッテリアとどう違うのか? 4月25日にオープンしたのでさっそく行ってみた。

4月25日にオープンした「ZETTERIA 関西国際空港エアロプラザ店」

メイン商品の「絶品バーガー」と、気軽に楽しめるお店という意味を込めた「カフェテリア」を組み合わせた「ゼッテリア」。すき家やココス、はま寿司などを傘下に持つゼンショーグループに入った「ロッテリア」が2023年より仕掛ける新バーガーチェーンだ。

2023年9月に東京・田町に1号店をオープンして以降、東京、神奈川、埼玉、愛知に出店し今回で早くも8店舗目。「ロッテリア」と同名の商品もあるが、メニューは完全オリジナルだ。

■ どう違う?実際に食べてみた

ゼッテリアの「絶品チーズバーガーセット」(820円)

今回は、ロッテリアの既存メニューと同名の「絶品チーズバーガー(セット)」(820円)を注文して比べてみた。最大の違いはポテト。外カリ・中ホクホク系のロッテリアに比べ、細めで全体的にカリカリしている。バーガーはロッテリアよりもチーズのミルク感が濃いが、全体的に軽めの仕上がりでペロリといただけた。ドリンクはカップが細長いせいか若干量が多めに感じた。

■ お好み焼き、おにぎりも!? 関空ならではのメニューがおもしろい

関空限定の「お好み焼きバーガー」と「おにぎり」(写真は梅ちりめん)。ランチョンマットもカッコ良い!

関西の玄関口ということで、大阪色たっぷりなメニューも販売。同店限定の「お好み焼きバーガー」(590円)は、お好み焼き生地で目玉焼き、キャベツ、紅ショウガ、かつお紛、辛子マヨネーズ、お好み焼きソース、合挽ハンバーグパティを挟んだボリューミーな一品。お好み焼き風のバーガーというより、もはやバーガースタイルのお好み焼き。一口食べた瞬間に大阪気分を感じる、この場所にふさわしいメニューだ。

さらに、ファストフード店では珍しい「おにぎり」(1個150円)も同店限定でスタンバイ。俵型で「梅ちりめん」「鶏ごぼう」など、和なラインアップが楽しめる。また、トレーに敷かれた紙のランチョンマットには北斎を思わせる波のイラストが描かれ、海外観光客にはうれしいポイントだろう。

なお、公式サイトではロッテリアよりゼッテリアの方がリーズナブルな価格だが、こちらでは空港価格とあって100円程度高めに設定されている。

■ 24時間営業でモーニングやカフェメニューも、1日使える万能スポット

自然豊かな日本の景色が感じられるお洒落な店内

看板メニューの絶品バーガーシリーズのほか、「えびバーガー」「オレンジチキンバーガー」といったバーガー類はもちろん、モーニングメニュー(朝5時〜10時半)、キッズメニュー、フェアトレードコーヒーやシェーキもスタンバイ。24時間営業とあって、しっかりめの食事からカフェ使いまで時間を選ばず利用しやすい。

店内は、カウンター席から4人掛けのテーブルまで全78席で、Wi-Fi・コンセントあり。窓側のカウンター席からは滑走路が望め、開放感があって気持ちが良い。壁には自然豊かな日本の景色が描かれていたり、いたるところに植物が配置されていたりと、良い意味でファストフードチェーンらしくないお洒落な空間となっている。

広報担当者は、「空港をご利用のお客さまや空港施設内で勤務されている方の来店を想定しており、国籍や老若男女問わず幅広い層のお客さまに楽しんでいただきたい」とコメントした。

「ZETTERIA 関西国際空港エアロプラザ店」は24時間営業。場所は「関西国際空港」エアロプラザ2階。

滑走路を前にしたカウンター席や広めのテーブル席など、さまざまな座席がスタンバイ

「ZETTERIA(ゼッテリア)関西国際空港エアロプラザ店」

住所:関西国際空港エアロプラザビル2階(大阪府泉佐野市泉州空港北1番地)
時間:24時間営業

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