チョウが舞い きらきら輝く わらべとレンゲ 京都市右京区に紫色の畑

晴天の空の下レンゲの花を摘む子どもたち(京都市右京区)

 田園風景が広がる京都市右京区の広沢池周辺で「れんげを摘む会」があった。市内の園児らが紫色に染まったレンゲ畑で自然に親しんだ。

 右京区民ふれあい事業実行委員会と右京区役所が主催、1971年から続く恒例行事。レンゲは地元農家らが約3ヘクタールの畑に植えた。

 今年は市内の幼稚園や保育園などから約1500人が訪れた。チョウが舞う穏やかな陽気の下、子どもたちがレンゲの花を束ねたり、花冠を作ったりして楽しんでいた。

 レンゲを育てる農家の山田耕司さん(76)=右京区=は「子どもたちの喜ぶ顔が見られてうれしい。これからも続けていきたい」と目を細めた。

 レンゲは見頃を終えると畑の土にすき込んで肥料にする。

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