「進撃の巨人」の聖地、GWに備え安全点検 大分・日田市の大山ダム

ゴールデンウイークで観光客が増えるのを前に大分県日田市大山町の大山ダムで26日、一般の人が利用できる施設の安全点検があった。ダムを管理する独立行政法人水資源機構筑後川上流総合管理所大山ダム管理所のほか、市や警察、消防の計8人が、危険箇所はないか目視で確認した。

大山ダムは洪水調整と取水用のダム。テレビアニメにもなった人気漫画「進撃の巨人」の連載10周年記念プロジェクトとして市民有志がダム壁面を見上げる登場人物3人の銅像を設置。多くのファンが訪れる「聖地」となっている。

点検で破損箇所は見つからなかったが、大雨時にあふれた水が流れ込む貯水槽の壁に登れる場所があり、ロープなどを張って規制することを決めた。管理所の杉村重憲所長は「安全に気をつけ、進撃の世界観を味わってほしい」と話した。

(床波昌雄)

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