県内最大の書道公募展「長崎新聞創刊135周年記念 第49回県書道展」（長崎新聞社主催）の審査会が25、26日、長崎市出島町の県美術館で行われ、長崎新聞社大賞6点など入賞入選作計279点が決まった。
大賞に選ばれたのは漢字部門の筒井聖香さん（76）＝平戸市大久保町＝の「薛能詩」、堀口桃舟さん（58）＝諫早市有喜町＝の「御選金詩」▽かな部門の近藤恵舟さん（61）＝佐世保市大潟町＝の「我が庭の」▽近代詩文部門の星田美鈴さん（66）＝長崎市弥生町＝の「薔薇の根」▽少字数部門の立野由紀さん（69）＝諫早市宇都町＝の「望」▽前衛部門の駕屋溪泉さん（68）＝西彼長与町高田郷＝の「微」。筒井さんは2年連続の大賞。
26日は中央審査員の髙木聖雨さん（日本芸術院会員）が、公募審査会員の作品の中から大賞を選出。「率直に言って非常にレベルが高い作品ばかり。これからも書の文化を次世代へと継承してほしい」と評した。
同展は30日に県美術館で開幕。大賞作品や話題作、入賞入選者名簿などを同日付の長崎新聞に掲載する。
