メキシコシティ・シリーズが開幕 アストロズ対ロッキーズの2連戦

MLBでは世界各地で試合を開催する「ワールドツアー」の一環として、日本時間4月28日から「メキシコシティ・シリーズ」の2連戦が行われる。メキシコでの公式戦開催は今回が7度目であり、最初の5度はいずれもモンテレイが開催地となった。メキシコシティでは昨年4月に初めて公式戦が行われ、パドレスとジャイアンツが対戦。標高2200メートルを超える高地での試合のため、初戦は両軍合計27得点・11本塁打という壮絶な打ち合いとなった。今回は地区最下位に低迷するチーム同士の対戦となるが、メキシコシティでどんな試合が繰り広げられるか注目だ。

アストロズがアメリカとカナダ以外の国でプレーするのは、2019年5月にモンテレイでエンゼルスとの2連戦を戦ったとき以来5年ぶり。一方、ロッキーズも2019年にモンテレイでダイヤモンドバックスとのオープン戦を戦ったとき以来5年ぶりである。アストロズのジェレミー・ペーニャは「観客が素晴らしい環境を作ってくれるだろう。どちらのチームのファンが多いかは分からないけれど、おそらくスタジアムは満員になるだろうし、素晴らしい時間になると思う。ボールがよく飛ぶみたいだから、フライの打球を打つことができればいいね」と語った。

日本時間4月28日に行われる第1戦はロネル・ブランコ(アストロズ)とカル・クアントリル(ロッキーズ)の投げ合いが予定されている。今季初登板でノーヒッターを達成するなど、今季ここまで2勝0敗、防御率1.33と好投を続けているブランコのピッチングに注目が集まりそうだ。

日本時間4月29日の第2戦はフランバー・バルデス(アストロズ)とオースティン・ゴンバー(ロッキーズ)のマッチアップ。左ひじの炎症で故障者リスト入りしていたバルデスだが、今回の「メキシコシティ・シリーズ」で戦列復帰する予定となっている。

試合は初戦が日本時間午前7時5分、2戦目が午前5時5分にプレーボール予定(2試合ともロッキーズがホームチーム)。メキシカン・リーグのメキシコシティ・レッドデビルズが本拠地とするエスタディオ・アルフレッド・ハープ・ヘルーが開催地となる。「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドよりも標高が高く、ロッキーズのライアン・マクマーンは「どんな影響があるか気になるね。いずれにしても楽しい試合になるだろう」と話している。

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