「1回は優勝争いしたい」 稲見萌寧は帰国せずに療養&再調整

収穫のあるプレーができた(撮影/村上航)

◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 2日目(26日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

初日5オーバーと出遅れた稲見萌寧は4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」でプレーし、通算5オーバー105位で予選落ちを喫した。前週のメジャー初戦「シェブロン選手権」を含め直近の2戦はしっかりとカットラインを超えていたが、普段からケアする左手に痛みがあり、ショットに影響が出た。

大晦日でも正月でも、2021年の東京五輪が終わった翌日にもクラブを握った“練習の虫”。それだけに「練習場とか、下が結構硬くて。左手の指がすごく痛くなっちゃった」。ケガまでとはいかない程度も開幕前からグリップを握ると痛みがあり、この日もその痛さは変わらなかった。

模索しながらの1日(撮影/村上航)

予選通過が厳しい位置からのスタートに、チャレンジングな姿勢で18ホールをプレーしたという。

「チーム内でいろいろと話し合って、今までやってきたことや『やってみよう』と思ったことを取り組んでみた。先週ショートゲームが良くなくて、結構ボギーにしちゃっていたけど、今日はそのショートゲームで上手く耐えられた。そこは少し成長できた」と振り返った。

オープンウィークは体のメンテナンスとスキルアップへ(撮影/村上航)

米ツアーは次週オープンウィーク。国内ツアーのメジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に出るために帰国する予定だったが、出場を見送った。米国内での体のメンテナンスとショートゲーム強化に時間を使う。

落ち込んでばかりはいられない(撮影/村上航)

「全体的にスキルアップをしたい」。1月「ドライブオン選手権」で8位フィニッシュしたが、「マックスで頑張ってトップ10に入れたぐらい。今年はやっぱり優勝争いに食い込むのを1回はしたい。そのためにも少しずつでもレベルアップしていければ」

2週後の「コグニザント ファウンダーズカップ」(ニュージャージー州・アッパーモントクレアCC)に向けて仕切り直しを誓った。(カリフォルニア州ロサンゼルス/石井操)

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