マカオ、カジノの喫煙ルームで女性客が現金窃盗被害…中国人の男逮捕

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

 マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある喫煙ルームで発生した現金窃盗事件の容疑者として中国人(中国本土居民)の自称無職の男(40)を逮捕したと発表。

 同局によれば、3月9日午前2時頃、女性旅客から喫煙ルームでハンドバッグを椅子の上に置いて別のギャンブラーらと会話をしていた後、バッグの中に入れていた10万香港ドル(日本円換算:約200万円)の現金がなくなっていることに気づいたとする通報が寄せられたとのこと。

 その後の同局の調べで容疑者の男の身元を特定。男はすでにマカオから中国本土に出境していたが、4月25日に青茂イミグレーションから再びマカオへ入境した際、イミグレーション施設内で逮捕に成功したという。

 男は同局の調べに対し、被害者が会話をしている隙を狙ってバッグの中から現金を盗み、現場を離れたと犯行を認めた上、盗んだ現金は日常生活の中ですべて使い果たしたと供述。同局は男を加重窃盗罪で検察院送致済みとした。

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