日本ハム、初回一挙4点 リクエスト成功生きる 万波二塁打で五十幡が一塁から生還「いそさんナイスラン」 ノーノー未遂やられた椋木攻略

 1回、先制適時二塁打を放つ万波(撮影・中島達哉)

 「日本ハム-オリックス」(27日、エスコンフィールド)

 日本ハムが初回、オリックス先発・椋木に対し、打者9人、6安打を集中して一挙4点を奪った。

 1番の加藤豪が右前打で出塁。続く五十幡の遊ゴロは一度は併殺と判定されたが、リクエストの末、五十幡がセーフとなり1死一塁となったのが大きかった。万波が左中間に二塁打を放ち、一塁から五十幡が快足を飛ばして一挙に生還した。

 万波は「打ったのはストレートです。いそさん(五十幡)のナイスランで先制できました。感謝して、次の打席へ生かしていきます」とコメント。

 さらにマルティネスが左前打で繋ぎ、田宮が一塁線を破る適時二塁打。さらに郡司も中前2点適時打を放った。田宮は「打ったのはフォーク。何とか続きたいと思っていたので、抜けてくれて良かったです」。郡司は「エースに楽に投げてもらいたかったので、初回から援護することができてよかったです、まだまだ打ちます!」とコメントした。

 この日はこれまで1、2番だった郡司、松本剛を6、7番に下げ、1番に加藤豪、2番に五十幡を置く新打順で臨んだ。椋木とは22年7月20日に京セラドームで対戦。8回2死までノーヒットノーランに抑えられて以来の対戦。この日は組み替えた打線が初回からつながった。

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