「上品で敬意がある」大谷翔平の神回答に日米ファン心酔! ブーイングに対する米記者の質問に「100点満点の受け答え!」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地4月26日、敵地でのトロント・ブルージェイズ戦に2番・指名打者で先発出場。第1打席で大量得点の口火を切る今季7号の先制ソロホームランを放ち、チームの12対2での勝利に貢献した。

初回1死走者なしの場面。大谷が打席に入ると、敵地ファンからは大きなブーイングが鳴り響く。昨年末の大型契約の直前、大谷がトロント行きの飛行機に搭乗したという情報が流れ、ブルージェイズファンの期待は大いに高まった。だが、結局大谷のトロント行きは誤報と判明。期待を裏切られたファンにとっては、大谷が憎き相手となっていたようだ。

しかし、敵地からの強烈な洗礼にもスーパースターは動じない。ブルージェイズ先発クリス・バジットのスライダーを捉えると、高々と舞い上がった打球がライトスタンドに飛び込み、ブーイングは大歓声に変わった。

試合後、大谷は記者から「ブーイングには驚いたか?」と聞かれると、「ビックリはしなかったですね」と苦笑い。また、「ブーイングは打席でのモチベーションになったか?」と問われると、次のように答えた。

「ブーイングされるかされないかは、結果的な話ですけど、自分のチームが好きだからこそ、相手の選手にブーイングしたりするんだと思うので。そういう熱量というのは、ドジャースファンでもブルージェイズファンでも、野球が好きなんだなというリスペクトを逆に感じるところです」

野球ファンの情熱に最大限の敬意を払った大谷の回答に、日米のファンもすっかり心酔しているようだ。
「上品で敬意がある回答だ」
「100点満点の受け答え!」
「本当に野球が好きでなければこのような言葉は出てこないよね」
「リスペクト!」
「彼はすべてを正しく理解しているよ」
「ショウヘイは違うチームでも野球を見に来る全ての野球ファンを愛しているね」
「ブルージェイズのファンとして彼を憎むことはとても難しいよ」
「私はショウヘイにブーイングしたけど、彼はそれがゲームだとわかっている」
「オオタニは他のファンの情熱に感謝している。彼がドジャースを選んでくれたことに今でも感謝しているよ」
「大谷さんは人間が大きいな」

ブーイングを浴びせたブルージェイズファンに対しても、それを“情熱”と捉え、寛大な受け答えをみせた大谷。その人間性を称える声が広がっている。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社