飛行中のデルタ航空機から“緊急脱出用スライド”が落下 異常音や振動を感知…離陸30分後に引き返す

アメリカで26日、飛行中のデルタ航空機から緊急時に使用する脱出用スライドが落下するトラブルがあった。

デルタ航空などによると、26日朝、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発し、ロサンゼルスに向かっていたボーイング767のデルタ航空520便が飛行中に異常音や振動を感知したため、離陸から約30分後に引き返した。

地上で点検したところ、機体の右側が破損していて緊急脱出用のスライドがなくなっていることから、飛行中に落下したとみられている。乗客乗員183名にけがはなかった。

機体は1990年に製造されたもので、FAA=アメリカ連邦航空局は事故の原因を調べている。

© FNNプライムオンライン