2年ぶり先発のオリックス・椋木、無念の3回4失点KO 初回に打者一巡の猛攻浴びる TJ手術受け、今年3月に支配下復帰

 先発の椋木(撮影・中島達哉)

 「日本ハム-オリックス」(27日、エスコンフィールド)

 オリックス・椋木蓮投手(24)が2022年9月8日の西武戦以来、2年ぶりに先発。3回を9安打4失点で無念の降板となった。

 初回から日本ハム打線につかまった。先頭の加藤豪に右前打を許すと、続く五十幡は遊ゴロに打ち取ったものの、万波に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びて早くも1点を失った。続くマルティネスに左前打でつながれ、田宮には一塁線を破られる適時二塁打を許した。さらに1死二、三塁から郡司にも中前へ2点適時打を浴びた。この回、打者一巡、6安打を集中されて4点を失った。

 二回以降は走者を背負いながら無失点でしのいだだけに、悔いの残る立ち上がりとなった。

 入団1年目の22年9月に受けたトミー・ジョン手術を経て、今年3月に支配下登録された。今季、2軍では4試合に登板し、防御率1.93。20日のウエスタン・中日戦で5回5安打2失点とアピールし、1軍に合流していた。

 自身最速は154キロだが、手術後まだそのスピードには達していない。「コントロール重視のピッチングをしていきたい」と新たなスタイルでの投球を宣言していたが、悔しい復帰登板となった。

© 株式会社神戸新聞社