<ヘッドフォン祭>Layfic Tone、発売直後のヘッドホン「WIRED」をアピール/クロスゾーンの“頭外定位ヘッドホン”聴き比べ

ヘッドホン/イヤホン関連ブランドが多数集うイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が開幕。本稿ではLayfic Toneとトライオードのブース模様をお届けする。

■Layfic Toneは有線ヘッドホン「The Industrial-ist WIRED」を展開

日本初のヘッドホンブランド「Layfic Tone」は、4月6日に発売したばかりの有線ヘッドホン「The Industrial-ist WIRED」を中心にブースを展開。手の込んだ装飾が施され、ブランドの世界観をアピールしていた。

Layfic Toneブースの様子

The Industrial-ist WIREDは、クリエイター向けの密閉型ヘッドホン。「高解像度、高精細、正確な定位」と「現代的な低音も内包したフラットな音質」を目指したとしており、スタジオやDJ、動画編集などのプロユースも想定されている。そういったこともあり、ブースでは通常のオーディオアンプだけではなく、ミキサーに繋げた試聴も実施していた。

「WIRED」

また、ワイヤレスモデルの「Broadband」も合わせて展示。こちらはWIREDの音質や素材、装着感を継承しつつ、「有線ライクな音質」かつ「リスニング特化」のモデルとして、昨年アナウンスされたものだ。

「Broadband」

Broadbandは当初2024年中の発売としていたが、来年の第1四半期くらいに延期しそうとのこと。また展示されていた試作機については、前回展示時からドライバーを変更した改良モデルであり、ラウドで荒々しいリスニング寄りのサウンドに変更したそうだ。

■クロスゾーンの海外仕様モデルと通常モデルを比較試聴できる

トライオードは、クロスゾーンの頭外定位ヘッドホンの海外仕様モデル「CZ-8A Enhanced」と「CZ-10 Enhanced」を中心に展開。通常の「CZ-8A」および「CZ-10」と聴き比べができるようになっていた。

「CZ-8A Enhanced」
「CZ-10 Enhanced」

ブース担当者によると、通常モデルのオーナーが音を比べに来場するケースが多いとのこと。どちらが好みかは半々であり、なかには「(通常モデルを購入したという)選択は間違っていなかった」と話すユーザーもいたという。

ちなみに試聴機材としては、同社の真空管プリメインアンプ「TRV-88XR」やCDプレーヤー「TRV-CD6SE」などが用意されていた。

真空管プリメインアンプ「TRV-88XR」やCDプレーヤー「TRV-CD6SE」も用意

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