ジャーメイン良10戦10発の磐田が昇格組対決を制す! 町田は初完封負けで連勝逃す【明治安田J1第10節】

明治安田J1リーグ第10節の1試合が27日にヤマハスタジアムで行われ、ホームのジュビロ磐田がFC町田ゼルビアを2-0で下した。

2戦未勝利の14位磐田は鹿沼直生がボランチの一角で今季初出場&初先発。センターフォワードのマテウス・ペイショットと左サイドバックの松原后も先発復帰した。首位町田は前節と同じ先発メンバーを継続。2トップは今節もオ・セフンとナ・サンホの韓国人コンビで、2度目の連勝を狙った。

昇格組の一戦はローブロックを敷く磐田に町田が仕掛けていく構図に。町田は11分に右サイドバックの望月ヘンリー海輝が右足クロスを送ると、ボックス中央のやや左寄りからオ・セフンがヘッドを放つなど、この試合でもシンプルな攻めに転じる。

半ばを過ぎても磐田が守勢というなか、34分にも望月の左足ミドルが右ポストを叩いたりと町田優勢の流れ。だが、町田の方も押し込むわりにチャンス数自体を増やしていけず、相手ボックス内の守備ブロックをどう崩すかという状況が続く。

我慢の時間が続いた磐田だが、0-0で試合を折り返すと、46分に左サイドの松原、ジャーメインと繋ぎ、ボックス中央から松本昌也が左足。これは相手GKの寄せに遭ったものの、こぼれ球を松原が左足で蹴り込み、磐田が先にスコアを動かす。

出鼻をくじかれてしまった町田は失点に下向かず、攻めに出るが、磐田の守備を上回れず。磐田は64分にマテウス・ペイショットが相手GKの好守なければゴールのフィニッシュを放てば、その流れから右CKでリカルド・グラッサがヘッドで迫る。

すると、そのリカルド・グラッサのシュートシーンがVAR対象となり、OFRでブロックに入った昌子源のハンドとジャッジされ、磐田にPKチャンス。これを決めれば2戦連発のジャーメインが左足でゴール右に沈め、町田の突き放しに成功した。

61分の鈴木準弥とバスケス・バイロンに続き、69分にミッチェル・デュークと荒木駿太を送り込み、攻めに出る町田だが、交代カードも切ってバランスを保つ磐田が要所をやらせず。シュートシーンこそある町田だが、なかなかゴールを割れない。

そんな町田の圧を受け、後ろに重たくなる磐田だが、後半アディショナルタイム10分を残る交代も駆使しながら凌ぎ切り、松原の今季初ゴールとジェーメインの2戦連発となる今季10ゴール目で3試合ぶり白星。今季初となる完封負けの町田は2試合ぶり黒星で連勝を逃した。

ジュビロ磐田 2-0 FC町田ゼルビア
【磐田】
松原后(後1)
ジャーメイン良(後25)

© 株式会社シーソーゲーム