神田愛山、古希でまさかのCDデビュー 「勝負」をテーマにした二席を収録

神田愛山

芸歴50周年記念CDとして発売する

芸歴50周年を迎えた講談師の神田愛山(70)が古希を迎え、このたびCDデビューすることが27日、発表された。「神田愛山 講談集」(発売元:ソニー・ミュージックレーベルズ)を5月29日に発売する。

本作は、愛山の芸歴50周年記念CDとして発売。御前相撲に出場した力士にまつわる「寛政力士伝(かんせいりきしでん)」の中から『谷風の情相撲(たにかぜのなさけずもう)』、菊池寛原作の小説を愛山が講談化した「敵討母子連れ(かたきうちははこづれ)」、ともに「勝負」をテーマにした二席を収録。

6月4~6日には、「神田愛山 芸道五十周年記念 三夜連続独演会」を開催予定。

□神田愛山(かんだ・あいざん)栃木県佐野市出身。1953年11月26日生まれ。74年、講談師・二代目 神田山陽に入門。前座名は「一陽」。77年、「一陽」のまま、二ツ目に昇進。81年1月、第四回本牧亭講談奨励賞を受賞。87年、真打に昇進、「二代目 神田愛山」を襲名。日本講談協会副会長を務め、現在は相談役。2001年1月、第六回小説新潮「体験小説」入選。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2