東京メトロが作成したポスターに、海外から人種差別の声がSNSに上がっている。
海外のSNS「標的を絞った人種差別と感じる」
電車を待つ学生や親子などが見ているのは、大きなスーツケースを持った金髪の白人らしき人物。
列に並ばないマナー違反の乗客として描かれている。
ポスターには日本語のほかに、英語で小さく「ホームでは順序よく並んでお待ちください」と書かれていた。
このポスターを巡り、海外のSNSでは…
「白人観光客をターゲットにしたこの広告はおかしい」
「これは標的を絞った人種差別だと感じる」
「英語表記画を大きくした方が良い。彼らに日本語は読めないでしょう」
日本を訪れている外国人にポスターについて聞くと、意外な答えが返ってきた。
ノルウェー人：
この字は私には小さすぎますね。日本語は大きくて英語は小さいから、もっと英語を大きくしたらよくなるんじゃないかな。
オランダ人：
私は白人を差別してるとは思いませんが、そう思った人の気持ちもわからなくはないですね。
一方、ポスターに理解を示す人も…
アメリカ人：
ルールを知らない外国人にとって、いい注意喚起です。逆に助かります。これから京都旅行に行くんです。ちゃんと並びます。
ポスターを作成した東京メトロを取材すると、実はポスターが作られたのは約4年前。現在は掲載されていない。
東京メトロ「一部のSNS上で本ポスターについて、人種差別ではないかと疑問視する投稿も
認識しておりますが、当社としては、人種を特定する意図をもって制作したものではございません。
（「イット！」4月26日放送分より）
