京都サンガ、7試合ぶりの待望白星 神戸に1-0、得点は5試合ぶり

神戸-サンガ 後半10分、右CKからサンガの原がヘディングで先制ゴールを決める(ノエビアスタジアム神戸)

 J1京都サンガFCは27日、ノエビアスタジアム神戸で第10節の神戸戦に臨み、1-0で勝利した。リーグ戦では7試合ぶりの白星。5試合ぶりの得点で無失点は4試合ぶり。勝ち点を9に伸ばした。順位は暫定で19位から16位に浮上した。

 ルヴァン杯での初戦敗退から中2日でアウェーに乗り込んだ。京都橘高出身の松田佳はルヴァン杯に続いてセンターバックで先発し、J1初出場となった。左サイドバックには麻田、3トップの左には佐藤が入った。

 サンガは開始2分、ペナルティーエリア内で佐藤のパスから豊川が惜しいシュートを放つなど積極的に戦った。前半14分にもCKからアピアタウィアが頭で合わせたが、相手DFにクリアされた。

 前半の途中から相手のロングボールに陣形が間延び。セカンドボールを奪われて守勢に回る場面が増えたが、自陣で体を張って耐え続けた。同30分には福田がシュートブロック。追加タイムには、松田天のハンドでPKを与えたが、具が大迫のシュートを片手一本で止めて折り返した。

 後半開始からプレスの勢いをリセット。すると同10分、松田天の右CKに近いサイドへ走り込んだ原がダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。その後はロングスローなどから猛攻を浴びたが、同29分には佐藤に代えて宮本を投入し、3バックに変更。同39分には鈴木冬と、開幕前のけがから復帰した鈴木義が入り、計約30本のシュートを浴びながら、中を固めてしっかりと逃げ切った。上位チームを敵地でたたいての待望の白星。選手は笑顔を見せながら、アウェーに駆けつけた大勢のサポーターと勝ちどきを上げた。

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