GW初日のきょう27日(土)は、東北北部や北海道で30℃以上の真夏日になった所があり、4月史上一番の暑さが続出した。あす28日(日)は、東北南部や関東から西で気温が上がり、ゴールデンウィーク一番の暑さになる所が多くなる予想。まだ4月だが、熱中症対策をしっかりと心がけたい。

■きょう(土)　東北北部と北海道で4月としては記録的な暑さに

　きょう(土)は、暑さの中心が北へ移り、東北北部や北海道などで4月史上一番の暑さになった。午後4時現在、全国で最も暑くなっているのは、青森の三戸で31.2℃と、沖縄より暑くなっている。また、北海道でも30℃を突破し、4月にはかなり珍しい真夏日になった所がある。北海道の生田原で30.1℃と、北海道で今年初めての真夏日になった。
　ただ、この暑さはきょう限定で、あす(日)には落ち着き、札幌など最高気温がきょうより約10℃も低くなる所がある予想。あす(日)は、きょうと同じような薄着では、ひんやりと感じるかもしれない。服装選びに気をつけたい。

■あす(日)　東北南部や関東から西で季節外れの暑さに

　あす(日)は、東北南部や関東から西で、ゴールデンウィーク一番の暑さになる所が多くなりそうだ。25℃以上の夏日エリアが急拡大し、全国の半分くらいの観測所で夏日になる可能性がある。近畿から関東にかけては、名古屋など今年初めて30℃以上の真夏日になる所があり、真夏日の数が今年最多になりそうだ。広島や大阪、仙台など、今年一番の暑さになる所も多い予想。比較的湿度は低めだが、まだ体が暑さに慣れていないため、熱中症対策はしっかりと心がけた方が良さそうだ。車中の熱中症にも注意したい。

「30℃」京都、上野(三重)、岐阜、名古屋、甲府、前橋
「29℃」名瀬、奈良、福島、山形、仙台など
「28℃」那覇、岡山、東京、さいたま、宇都宮など

（気象予報士・丸田絵里子）