パンを作って愛されてきたレジェンドが集合!道産小麦や高級バター…最高級食材でパン復活【旭川】

昨年10月、旭川市豊岡4条5丁目に白い外観が印象的なパン屋さんが新しくオープンしました。お店の名前は『リトルグランド ザ ベーカリー』、小さなグランドホテルという意味です。

旧旭川グランドホテルは、歴史と風格を持つ旭川を代表するシティホテルでした。この旭川グランドホテルと前身であるニュー北海ホテルで長年親しまれていた『ベーカー・ペストリー』の味を受け継いでオープンしたのが『リトルグランド ザ ベーカリー』です。

「ベーカー・ペストリー」のパンが復活

『リトルグランド・ザ・ベーカリー』のベーカー長の田中隆幸さんは、旭川グランドホテルでペストリー長を勤めていました。

ホテルのオーナーが変わったことで『ベーカー・ペストリー』は閉店。パン作りから離れていた田中さんに声をかけたのが、旭川グランドホテルでマーケティング部長だった湯浅秀昭さんです。

湯浅さんはホテルを退職して、現在は美瑛町の(有)竹内山林緑化農園の取締役専務です。

湯浅さんが代表取締役社長となり竹内山林緑化農園の子会社 (株)リトルグランドを設立して、『リトルグランド・ザ・ベーカリー』を運営しています。

湯浅さんと田中さんがパン屋さんを始めると聞きつけ、旭川グランドホテルの同僚7名が一緒に働きたいと集まりました。

北海道産の小麦やバターなど厳選した素材を使用

『ベーカー・ペストリー』伝統の味を受け継ぎながらも、北海道美瑛産の小麦やバター、生クリーム、砂糖など厳選した素材を使用。湯種製法という手間を加えた作り方で、新たなパンも作っています。

当初はもう少し商品数を絞る予定だったそうですが、現在は白で統一された明るい店内に、30種類以上のパンが並んでいます。

お店とスタッフの思いがこもったパン

なかでも人気の「エスペシャリー」は、春よ恋や数種類の北海道産美瑛産小麦をブレンドしたパン用粉「香麦(こうむぎ)」、美瑛ファームズ千代田のジャージー種100%「ジャージーバター」、フランス産の無添加海塩「ゲランドの塩」などの厳選した食材や「旭岳源水」を使用して丁寧に焼き上げた特別な食パンです。

大切な人に食べてもらいたいという、『リトルグランド ザ ベーカリー』の思いがこもっています。

「デニッシュペストリー」は、ふわふわな食感のデニッシュ生地が特徴です。

旭川グランドホテルの『ベーカー・ペストリー』で人気だった商品を食べやすいサイズにしています。

「ベーコン塩パン」には、美瑛町花輪食品のベーコンを使用。美瑛和豚もち豚のベーコンで、肉のうま味と脂の甘さ、燻製の香りがパン生地によく合います。

店内に並んだそれぞれのパンの横には、スタッフさんが書いた商品の説明が置かれています。どれもパンへの思いがぎっちりとつまっていますね。

夏には2店舗目を出店する予定

お客様からの要望もあって、現在は焼き菓子など、バン以外の商品もお店に並んでいます。

社長の湯浅さんに今後の予定を伺うと、中心市街地の活性化に一役買おうと、夏には2店舗目となるカフェを出店する予定で準備を進めているそうです。

焼き立ての美味しいパンが味わえるカフェがオープンするのが待ち遠しいですね。

リトルグランド ザ ベーカリー
所在地:北海道旭川市豊岡4条5丁目7-13
電話番号:080-6579-3111
営業時間:午前9時〜午後3時
定休日:月曜日・火曜日
駐車場:あり

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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