5月にある大型連休。会社員や役場にお勤めの方々はお休みできるかと思いますが、一方サービス業に従事されている方は、なかなかお休みが取れない時期になります。
その連休こそ、売り上げアップの時！ となるからです。さて、今回のお話は、そんなサービス業に勤める作者の友人から聞いた、貧乏人だと小馬鹿にしていたママ友のお話になります。
サービス業は大変
現在、私は、家計を助けるために地域密着型のスーパーマーケットでレジ打ちのパートをしています。勤めているお店は他店より、生鮮食品の鮮度もよく商品の品揃えも申し分ないと思います。
また、価格帯も比較すると安いのでいつも混んでいます。レジは10台ほど稼働していますが、それぞれのレジにお客さんはひっきりなしに訪れるので毎日、忙しいと感じます。
土日祭日はお客さんの数が1.5倍から3倍に
土日祝日はお客さんの数が平日よりも増えます。そのため時給は100円アップ。
会社員や公務員の方々は土日や祝祭日ともなれば、お休みできる方が多いと思いますが、
サービス業はその逆。
私の勤めているお店は人手不足なこともあり、店長から「土日祝日は休まないでほしい」と、耳が痛くなるほどいわれています。
GWももちろん仕事です
私の場合、GWも仕事です。
そんな私を小馬鹿にしてきた専業主婦のママ友がいます。
彼女の旦那は高給取りの会社員。
また、こどもは私立高校に通わせていて、お金の羽振りがとてもいいのです。
そんな彼女ですが私の大型連休の予定を聞いてきて、「休みなく仕事だよ」と正直に答えたら、大声で「貧乏なんだ！！ かわいそう」と。
続けて「うちは家族で旅行に行く。遊園地や映画館にも行く予定なの」と自慢げに言われてしまいました。
大型連休が終わり……
大型連休はいつも以上に店が混み、１日中仕事に追われ、どっと疲れてしまいました。
遊びに行ったママ友が羨ましかったですが、私としては、普段より高い時給で働けたので、まあいいかとプラスに捉えていました。
さて、私のことを貧乏人だと馬鹿にしていたママ友ですが、この前スーパーマーケット
に買い物に来ている姿を見かけました。でも、なんだかげんなりしていました。
その後、風のうわさで聞いたのですが、大型連休は道路がとんでもないほどの渋滞になり、
ママ友は予定していたアミューズメント施設や映画館に行けずじまいに終わったとのことでした。
職種によって休日が違うのは仕方のないことですよね。土日祝日に働いている方がいるからこそ、休日楽しむことができるので、感謝の気持ちを忘れてはいけません。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：雲川 はるさめ
