橋下徹氏 万博の赤字〝大阪府市が負担〟と私見「夢に向けて投資したらいいじゃないですか」

橋下徹氏

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が27日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。大阪・関西万博の運営費の収支が赤字だった場合の対応について私見を述べた。

橋下氏は21日のフジ系「日曜報道」で、「万博の赤字は大阪府市が負担すればいい」と発言していた。

この発言について、改めて聞かれた橋下氏は「赤字、赤字言うけどね違うんですよ。効果のことを考えてないわけ。だって経済効果3兆円ですよ。とんでもない経済効果が出るという事だから、赤字じゃなくて投資やと言うんです」と持論を展開。

MCの石井亮次アナから「ほんまにそんなにいくんか?という声もある」と告げられると、「ありますよ。でも、日本の政治行政での政策は同じような計算式でその経済効果に対して『じゃあ税金使おう』ということで判断してるんです」と説明した。

また視聴者インタビューで「このご時世、府民が負担するのはしんどい」という意見が出たことについては「大阪が負担したらいいと言っても、市民の皆さんに追徴で課税するなんてことは一切ありません」と指摘。

大阪府市には「貯金」(財政調整基金)4600億円があるとした上で「僕が知事になる前、貯金0円。それから大阪府は使っちゃいけないお金5200億円を使い込んで、予算組めないような状況だった。そこから市民の皆さんのご協力を得て、改革をやって4600億円の貯金ができました。3兆円の経済効果があるんだったら、100億、200億ぐらい投資しましょうよ。赤字って言っても、経済界はチケット700万枚買ってくれてるんで、まあいっても赤字400~500億。400億、500億ぐらい大阪の再生に向けて、夢に向けて投資したらいいじゃないですか」と呼びかけた。

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