「申し訳ない。責任は完全に私にある」五輪出場を逃した韓国の指揮官、帰国後に謝罪。口にした“敗因”は?「言い訳かもしれないが...」【U-23アジア杯】

パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準々決勝でインドネシアにまさかの黒星を喫し、10大会連続のオリンピック出場を逃したU-23韓国代表が4月27日に母国に帰国。ファン・ソンホン監督が取材に対応した。『Xports News』などの韓国メディアが一斉に伝えている。

そのインドネシア戦で抗議によって退席処分となり、試合後の会見に登壇しなかったため、敗戦後は初めて取材に応じた指揮官はまずこう謝罪した。

「遅い時間まで応援してくださった皆さん、選手たちに申し訳ない。このような結果に対する責任は完全に私にあると思う。責任を痛感する。選手たちは今後も成長しなければならず、難しい中で最善を尽くしてくれたと思う。非難よりも励ましをたくさんしてほしい」

敗退の要因について問われると、「言い訳かもしれないが、年代別代表の運営構造とシステムを絶対的に変えなければならないと思う。2年で感じた点は、これから(他国との)格差はさらに狭くなると思う。現場の声を聞いてみんなで一緒に努力して、方法を講じなければならないと思う」と発言。変えるべき点として具体的に、こう主張している。

「長期的なトレーニングが必ずなければならない。今のシステムはそれに合わないと思う。 (詳細は)後で別の機会があれば言う」

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格下のインドネシアに敗れた点を追求されると、「センターバックに問題があった。やむを得ず3バックにして、グループリーグを通過した。その後も3バックがいいと思って下した判断であり決定だ」と話し、こう続けている。

「だからといって守備だけするというわけではなく、プレッシャーに行こうとしたが、その点がスムーズではなかった。私の判断ミスだ。後半にプレースタイルを変えて別の方向にアプローチしようとしたが、退場や様々な予期せぬことのために円滑にできなかったようだ」

指揮官は、自身の采配ミスを認めると共に改革の必要性を訴えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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