風間俊介「だしがスゴイ!」長野県岡谷市の脂が乗った養殖『うなぎ』肉厚に育つ“秘密”に驚き

俳優の風間俊介が、4月27日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔と共に、長野県岡谷市を訪れ、天然に負けない弾力と脂が乗って肉厚の養殖『うなぎ』を収穫した。

諏訪湖が見える高台で待ち合わせした名人から「諏訪湖ではかつてとれていたもの」とヒントが与えられると、宮川は「あっ」とピンときた様子。風間と共に慎重に「うなぎ」と答え、見事正解。すると「今日来てよかった~」と風間は満面の笑みで喜んだ。

長野県岡谷市は、古くから「うなぎのまち」と呼ばれてきた。江戸時代、諏訪湖は天然うなぎの名産地として知られていたが、ダムの建設や護岸工事の影響で天然のうなぎはとれなくなってしまったという。今でも市内には多くのうなぎ料理店が残り、学校給食でも出されるなど、消費量は全国トップクラス。しかし、その多くは県外の養殖うなぎで賄っているという。そんな中、「うなぎのまち」岡谷の復活のために立ち上がったのが名人。もともと熱帯地方原産のうなぎ。しかし、名人は寒い長野県で唯一うなぎの養殖に成功。名人の養鰻場で育てられたうなぎは、天然に負けない弾力とあふれ出る脂で食べ応え抜群だという。

早速、名人の養鰻場にやってきた2人。建設業も営んでいるという名人は10年前、「建設業のノウハウを生かしながら」養鰻場の水槽を自らの手で造ったという。現在、水槽では愛知県から仕入れた稚魚を約3,000匹飼育している。水温は常に28度前後の暖かい水温でキープ。水温が下回るとうなぎは痩せてしまう。標高が高く、夜間に冷え込む長野県で養鰻を可能にするため、名人は“薪(まき)のボイラー”を使って水を温めているという。365日、冷え込む時間帯にボイラーを炊いて水温をキープ。さらに、生臭さがない良質なうなぎを育てるため、汚くなった水をろ過して再利用している。水槽の水をのぞき込んだ風間は「嫌な臭いが全くない!すっごいクリーンな感じ」と驚いた様子。

そして、エサにも地元ならではのアイデアがあるという。名人は「これが秘密の栄養素なんです」と茶色の粉末を取り出すと、匂いを嗅いだ風間は「ご飯の上にかけたらおいしそう!」とコメント。すると名人は粉末の正体は“蚕のサナギ”だと明かすと、「へ~」と驚く2人。岡谷市の特産である“絹糸”を取り出す過程で出る“蚕のサナギ”。それを粉末状にしてうなぎのエサにブレンドしているという。すると名人は「ちょっと試しに」と“蚕のサナギ”を2人にすすめると、一つつまんで食べた風間は「香ばしい♪かんでるとだしがすごい!」と笑顔でコメント。“蚕のサナギ”にはタンパク質が豊富に含まれているため、エサとして与えることで、弾力のある肉厚な身に育つという。

早速、2人は名人が育てた『うなぎ』を収穫することに。風間は網を使って、宮川の方へとうなぎを追い立てると、大ぶりのうなぎをゲット。くねくねと動き回るうなぎに風間は「すごい元気だ!」とつぶやくと、宮川も「これですね」と見事なうなぎに大絶賛。一般的な養殖の倍以上の期間をかけて育てる名人のうなぎは、大きく脂のりも抜群。早くも2人はこの後登場する『うなぎ』料理を待ちきれない様子だった。

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