広島・新井監督が前回登板で失点の島内&栗林の好投を評価「やられた後が大切。2人ともナイスピッチング」

 9回を締めナインとタッチを交わす栗林(撮影・市尻達拡)

 「中日4-6広島」(27日、バンテリンドーム)

 広島が快勝し、勝率5割に復帰。前回対戦で3戦連続完封負けを喫していた中日から今季初勝利を挙げた。

 二回に好調・宇草が先制の3号2ラン。中盤以降も追加点を奪った。先発・森下は上林のソロのみにとどめ、7回1失点で2勝目。2点リードの九回は、25日のヤクルト戦でサヨナラ弾を浴びていた栗林が三者凡退に片付けて6セーブ目を挙げた。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 ◇  ◇

 -宇草がチームにいい流れを持って来ている。

 「本当だね。きょうもいい本塁打。ナイスバッティングです」

 -森下の投球は。

 「要所を締めて5連戦の頭で七回まで投げてくれてナイスピッチングだった」

 -八回、益田に交代したのは点差を考えて。

 「うん、そう。点差。4点差かな。益田にいってもらいました」

 -2点差に迫られた八回途中に島内が反撃を食い止め、九回は栗林が占めた。2人とも25日のヤクルト戦で失点していた中で、抑えた。

 「期待通りのピッチングをしてくれたと思いますよ。島内もしっかり止めてくれたし、栗林もナイスピッチングだったと思います」

 -やられた次の試合でやり返す流れができている。

 「そうだね。防御率0.00でシーズンを終えるピッチャーなんていないわけだから、いつも言っているようにやられた後が大切。そういう意味で2人ともナイスピッチングだったと思います」

 -勝率5割復帰。ここ最近の手応えは。

 「ここ数試合、徐々にかみ合ってきているなという試合がたくさん出てきているので、そういう意味では手応えはありますけど、5割は一つの目安になるけどまだ4月。数字的なものは日々上下するので、過敏にとらわれてはいないです」

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