近江八幡市立総合医療センター 乳児に薬を誤投与

近江八幡市立総合医療センターは、乳児に対し誤って違う薬剤を投与し、口の中などに炎症が起きて、入院することになったと発表しました。

近江八幡市立総合医療センターによりますと、先月11日、聴力検査のために訪れた市内の乳児に対し、50代の准看護師が、検査前に投与する鎮静剤「トリクロリールシロップ」と間違えて、「80%トリクロロ酢酸液」を飲ませました。これは、イボの治療などで塗って使うもので、乳児は吐いたということです。准看護師は、その後、本来投与するはずだった鎮静剤を取りに行って飲ませました。

誤って投与したことについて、准看護師から医師などに報告がなかったため、適切な初期対応ができず、乳児は、口の中やあごの皮膚に炎症を引き起こし、10日間入院することになりました。乳児は、回復傾向にありますが、皮膚に赤味が残る可能性があるとということです。

病院の調査に対して准看護師は、「子どもにつらい思いをさせ、非常に申し訳ない」と話しているということです。今後、医療センターは、処分について検討することにしています。

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